今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

なんとかなる、それはやっていることをちゃんとやっている人のセリフ

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(写真:鶴舞公園 名古屋市公会堂)

私は、これまで何度も受験勉強を経験しました。しかし、恥ずかしながら、一度も満足いく結果を出せたことがありません。
その為、今でも試験勉強に対する苦手意識があります。

しかし、冷静に分析してみれば、こんな大学に入りたいとか、こんな職業に就きたいと言う目標はあっても、それを達成する為の種まきができていませんでした。
言い方をかえれば、目標達成の為の正しい種の蒔き方、正しい行動の仕方を知らなかったと思います。

人生の節目で、受験勉強をする必要に迫られた時、大量の勉強が必要なことは理解しても、どこから手を付けたら良いか途方にくれます。
先生や両親は、優秀な学生の話を聞きかじっては、「一日10時間は勉強しなさい」と言います。しかし、愚鈍な私はそれを聞いただけで勉強に対するネガティブなイメージが倍増し、勉強部屋のノブや、参考書の1ページ目が重くてなりませんでした。
そうして、いつかは真剣にやろうと思いながら、先へ先へと送って、結局勉強に一切手を付けないまま当日を迎えます。いかにも駄目学生の典型のような話で、結果など出るはずがありません。

しかし、自分の子供には同じ轍を踏ませたくはないもの。では、どんなアドバイスをすれば良いでしょうか。
まず、人には能力差があります。誰でもが同じようにできないので、まず自分が無理なくできるペースを見つけさせます。
学校の予習復習に加え、大学に進む為には、それ以外の勉強も必要です。何故なら、教科書を丸暗記しても大学の入学試験にはそのまま出題されないからです。
ですから、毎日30分でも希望大学に向けた勉強を継続する癖をつけます。しかも、それを1年生から始めます。
そうすると、2年生、3年生と進んで受験が近づいてきたときに、無理なく受験勉強の時間を増やすことができます。

しかし、それはあくまでも自発的で、かつ毎日継続できる量でなければなりません。よし、頑張るぞ!と一日徹夜して、それで少し嫌気がさして、一週間サボるでは意味がありません。
それだけで、本当に大丈夫かって?無責任なようですが、それはそれで良いと思っています。
子供が一日30分、もしかしたら10分かも知れませんが、それを継続すれは必ず手応えを感じます。それでアクセルを踏むのは、やはり子供自身です。ですから、上述の一日10時間の猛勉強君も、自分なりにアクセルを踏み込んでたどり着いた結果だと思います。つまりは、それに至る種まきがあった訳です。それを「10時間勉強できている」と言う結果の部分だけ聞きかじって、子供にその通りさせようと言うのが無理なのです。

じゃあ、一日30分のままずっと3年間過ごしてしまったらどうするのか。それでも良いと思います。何故なら立派に雨の日も風の日も休まず3年間貫いたのですから。
後はジタバタせず、今の実力のまま試験に臨めばように良いのです。少なくとも、私のように消化不良で終わったり、大人になっても勉強嫌いな不良親父にだけはならないでしょう。

今日のお題の「なんとかなる、それはやっていることをちゃんとやっている人のセリフ」。あのムーミンのミイの言葉です。
「やることやってなければ必ず後悔するわよ」と言われているようで、厳しいけれど、響く言葉です。しかし、「やることをやっていれば、必ず応じた結果が出る」ということでもあります。しかも、行動した人には高い満足感が残ります。これは、もの凄く幸せなことではありませんか?

これからの人生、受験勉強があるかは分かりませんが、ビジネスの目標達成にしろ、健康管理にしろ、納得のいくように「やることをちゃんと」やって、悔いなく人生を送りたいと思います。