今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

すぐ承認される企画はロクなものでない(其の参)

(写真:名物、たまご串) ニ衛門の策略 ニ衛門こと、二宮郷衛門は表を上げ、自信を満面に漲らせて言った。 「むしろ、このようなお召し少々遅うございました。早く拙者にお申し付け下されば、殿にここまで憂き思いを許してはおきませなんだ。」 「ほう、頼…

すぐ承認される企画はロクなものでない(其の弐)

(写真:初夏の富士 その3) 三衛門 「三衛門」の召し出しに応じて罷り越したのは、三人の家臣。 一瀬惣衛門。 二宮郷衛門。 三田真木衛門。 それぞれ一衛門、二衛門、三衛門とあだ名される。 知将と名高い一衛門、勇猛さで群を抜く二衛門、そして鉄砲の名…

すぐ承認される企画はロクなものでない(其の壱)

(写真:初夏の富士 その2) 良い企画とは、聞いた人の度肝を抜く。 「いやあ、そう来たか、考えもつかなかった」とびっくりさせる。 あるいは、「お前、気は確かか?」と怒られる。 そんなものかも知れない。 誰も思いつかないから、簡単には理解されない…

否定しながら肯定する

(写真:初夏の富士 その1) 否定しながら肯定する 「否定しながら肯定する」 つまり、落としながら上げる人です。 厳しいのか、優しいのかよく分かりませんが、それで非常に人望が厚い人もいます。 では、ストーリー仕立てで「否定しながら肯定する」人に…

伝えた、と、伝わった

(写真:5月の紫陽花) 言いましたけど 「あの、聞いていないんですけど。」 「いや、ちゃんと伝えましたよ。」 「え?いつ?」 「だから・・・ほら、3日前にメールで依頼しているでしょ。」 「あ、ホントだ。」 「ホラァ。」 「だけど、こんな大切なこと…

正解は、指示の真逆

(写真:春の水田) 似て非なるもの 似て非なるもの。 例えば、男性と女性。 男からすれば、髪の長さとか、体型とか、わずかな違いはあるものの、女性も所詮は同じ人間だと思っています。 そんな女性には失礼ですが、化粧もせず、スカートもはかない人は、見…

許す、なぜなら許されているから

(写真:屋根上のゼロ その3) 考え過ぎた方が負け 急に始まる感情の衝突。 つまるところ、互いの「言い分vs言い分」のぶつけ合い。 お互い自分が正しいと思っているから、何時迄経っても収拾がつかない。 しかし、考え過ぎた方がだんだん不利になる。 「…

プロフェッショナルサラリーマン

(写真:屋根上のゼロ その2) あなたは何のプロですか? 『プロフェッショナル』、実に良い響きです。 「彼こそ、ホンモノのプロフェッショナルだ。」 そう言われてみたいですね。 でも、よく考えてみたら、私たち全員何がしかの仕事をして生活費を稼いで…

進んで後輩の踏み台となる

(写真:屋根上のゼロ その1) 命をつなぐ 自らの身体を、幼虫の最初の糧として与える虫がいると言います。 例えば、カバキコマチグモがそうです。 カバキコマチグモの母親は、100前後の卵を産み、孵化するまでそれを護ります。 その卵は10日前後で孵…

レッテル御免

(写真:スパイラルタワーズ) 背伸び合戦 「人は見た目が10割」と言われます。 そう聞いて、なるほどと納得する人もいれば、納得いかないと腹をたてる人もいます。 そう言えば、前に「ハンサムスーツ」と言う映画がありました。 醜男の主人公は、そのルッ…

月曜日が待ち遠しくなる会社(後編)

(写真:トワイライト・タワー) 自分の幸せ でも、早退しますと言って出てきてしまったんだし、あの雰囲気に戻るのも気が重かった。 だから、今日はもう好きに過ごそうと思った。 社長や、会社に、必要以上に気を使っていた今までの自分からも少し変わるん…

月曜日が待ち遠しくなる会社(中編)

(写真:オレンジ・タワー) 幸せ計画 社長、五島政則、58歳。 癇癪持ちで気難し屋、何かに感情をぶつけなくては生きられないタイプ。 業績が悪ければ怒り出し、業績が良くても逆に不安になって怒りだす。 とにかく社員をつかまえては頭ごなしに叱りつける…

月曜日が待ち遠しくなる会社(前編)

(写真:ゴールド イン ゴールド その2) また、性懲りもなくフィクションを投稿します。 題は「月曜日が待ち遠しくなる会社」。 現実は、そんな会社に勤めている幸せな人もいれば、そうでない人もいるでしょう。 では、「月曜日が待ち遠しくなる会社」はど…

負け犬の遠吠えはしない

(写真:ゴールド イン ゴールド その1) 成功者の足を引っ張っるな いかにも裕福そうな男性がテレビに出て来て、しみじみと言いました。 「どうして、日本人は成功した人間を素直に受け入れられないのだろう。 どうして、すぐに足を引っ張ろうとするのだろ…

この歳故の身の慎み方

(写真:ぶっかけ部) 弱冠、而立 年齢を、二十歳(はたち)、三十路(みそじ)、四十路(よそじ)、五十路(いそじ)と表現することがあります。 最近なら、アラサー(30前後)、アラフォー(40前後)、アラフィフ(50前後)ですかね。 昔の中国には…

一問一答

(写真:車窓の富士) 問いに答える 同僚が愚痴を言います。 「あの業者さん、聞いたことしか答えてくれないもんな。」 ちょっと聞くと、彼はおかしな事を言っているように思えます。 まがいなりにも聞いたことに答えてくれるなら、業者さんはキチンと務めを…

自分の直感に素直な強み

(写真:夕映えの木) カンです 「その根拠はなんですか?」 「それは・・・俺のカンです。」 刑事ドラマじゃあるまいし、現実ではなかなかそう言うのに勇気がいる。 しかし、物事の始まりはたいてい「ピン」と来るところから。 まず閃かなければ始まらない…

事業の鮮度

(写真:スカイライン) 今の旬 お金儲けは真剣勝負です。 昔は、土地が主な生産材でしたから、土地を巡って弓や刀で争いました。 土地が豊かで全ての民を養うことができれば良いのですが、十分な食糧が行き渡らない時は必然的に口減らしを行います。 つまり…

自問

(写真:ナゴヤの黄昏れ) 覆車 「前車の覆るのを見て、後車の戒めとせよ。」 諺や格言の常として、聞かされた時はあまり心に響きませんが、実際その状況に身を置くと、その真実性が身にしみるものです。 この諺もそうです。 前を走っている車が、急に車輪を…

アナザーサイド

(写真:head to tokyo) 短所をあげたらきりが無い 自分の短所・・・ 気が利かない。 飲み込みが悪い。 頑固。 自分勝手。 協調性がない。 意気地なし。 飽き性。 怠慢。 気分屋。 目線が低い。 社交性がない。 人に合わせられない。 ・・・ もう、やめまし…

he is different

(写真:野菊の丘) he is different “he is different” 直訳すれば、「彼は違う」。 「違う」、そう言われたらドキッとする。 あるいは、嬉しくなる。 集団の中にいる時、「違う」と言われたら、仲間からはじかれたと感じるかも知れない。集団から追い出さ…

i would(後半)

(写真:母つばめ) 幸せの思い出 まさか、話しながら少しずつ歳を取っているんじゃないだろうな。 そう言えば、さっき生まれたはずの息子が、彼の話の中ではどんどん成長している。 いつの間にか小学生になり、中学生になったと思ったら、今度は大学へ進学…

i would(前半)

(写真:ツガイつばめ) 親父の人生 ”i would”(私なら、〜するだろう) 英語の慣用表現の一つです。 例えば、 〝I would definitely live a more happy life" (私なら、間違いなくもっと幸せな人生が送れるだろう) そうですね。 私も父母の人生を見て、「…

相手の意見に対してのみ反論する

(写真:思い出横丁) 誤字脱字、揚げ足取り 誤字、脱字は一番恥ずかしい。 私たち、お客さんに文章を作って出す立場のものは、お互いそう戒めあっています。 出版物なら校閲、私たちシステム会社ならばレビューと言う仕組みを作って、恥ずかしい誤字や言葉…

ルールオブスリー

(写真:潮干狩り) 魔法のナンバー ルールオブスリー、3のルール。 3は魔法のナンバーと言われます。 その理由は、どんなことでも3つにまとめると覚えやすく、また伝わり易いからです。 例えば、安倍総理も、アベノミクスの骨子を「三本の矢」と表現しま…

制約を味方につける

(写真:モノトーン) あれも、これも足りない モノ、ヒト、カネ。 これらは、足りないのが普通。 モノがない。 お客さんが両手を上げて、買いに来てくれるモノがない。 他社と差別化ができる優れた商材がない。 充分な利益が確保できる旨味のある商品がない…

言霊

(写真:ミツバチの頃) 言霊 少しオカルトな話です。 よく、「言霊」と言います。 古来、人間の発する言葉には「言霊」と言う霊的な力が宿ると信じられてきました。良い言葉は良い事象を、悪い言葉は悪い事象を引き起こす力があると信じられ、「あんな奴な…

福島の責任

(写真:しゃぼんカラフル その2) 国難 2011年3月11日。 あの東日本大震災が、東北・関東を襲いました。 マグニチュード9と言う想定を遥かに超える大地震は、続いて東北の太平洋沿岸地域に大規模な津波を引き起こし、日本の災害史上かつてない2万…

見込みあればこれを試みざるべからず

(写真:しゃぼんカラフル その1) 女子、フクザワ フィクションシリーズです。 ・・・ 彼女の名前は、福沢桃子。 大学三年生。 桃子の血筋は、かの福沢諭吉につながっていると言う。 祖父母の代までは、それを非常に自慢にしていたが、桃子やその父親の世…

たくさん失敗するから、たくさん進める

(写真:white in 錦) 失敗しないことは大切 かの東京大学の英文試験は減点方式だそうです。 つまり、気の利いた言い回しや単語のバリエーションは得点の対象にならず、間違った文法があるかないかの一点が採点の対象となります。 そのため、東大を目指す受…