今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

愛の反対

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(写真:沿線の夕焼け)

『愛の反対は、憎しみではなく、無関心です。』

私たちは、相手を憎んでいる時だけでなく、相手に関心がない時にも、ひどいことをします。

心ない一言、たとえば、旦那さんから奥さんに対して。

「君はいいなあ、いつも自由で。俺なんかいつも会社に縛られてたいへんだよ。」

何言ってるのよ、好き勝手やっているのはあなたの方じゃない!あなたは家に帰ってくれば、テレビ見てお風呂に入って、ご飯を食べて寝るだけでしょ。その間も24時間、子供の世話や家事やパートや、お付き合いでどれだけ神経をすり減らしていると思っているの!

確かに、24時間常勤の奥さんに対して、その一言はないですね。
つまり、旦那さんは自分のことばかりで、奥さんのことまで思いやる余裕がないのです。まあ、想像力の欠如というか、無関心なのです。
だから、カップルの3組に1組が離婚すると聞けば、無理もない気がします。

他にも、親から子供に対する一言。

「隣のけんちゃん、有名中学に進むんですって。昔は一緒に遊んでいたのに、あなたは何処をどう間違えたの。」

そんな隣の子供ばかり見ないで、俺のこともちゃんと見てくれよ。それとも、勉強が出来なければ要らない子?勉強は駄目だけど、けんちゃんに負けない良いところも一杯あるんだよ。

親はどうしても、自分の延長として子供に期待しますが、思い通りの結果を出さないと、思わずそれを口にするもの。しかし、わざわざ子供の自己評価を下げるような言動をして、自信のない子にすれば、結果的に困るのは親自身です。
子供をひとりの人間として見ていなかったり、子供の夢や大切にしているものに無関心だったりするのが原因だと思います。

結局、人間はそれぞれの立場で誰しも一杯一杯です。みんな「自分は精一杯やっている、これ以上どうしろと言うの!」と言いたいのです。
そして、人を見れば余裕のあるように思える。
でも、本当は、立場、立場でたいへんなのです。相手の人がどんな夢を持っていて、どんな宝物を大切にしていて、どんな事が嫌で、何に苦しんでいるのか。少し関心を持って、想像力を働かせれば、人間関係はよほど違ったものになると思います。

ビジネスにおいても、まずは、お客さんに関心を持つことが大切だと知らされます。そうして、初めてお客さんにも関心を持って貰えて、新しいパートナーシップが築けるのだと思います。