2019-03-06 後付け (写真:白のベルーガ その1) 物事が決まるにあたり、 理屈は 先行しない。バランスや 嗜好や 感覚で、「こうじゃないか」が先にある。それでも、周りを 納得させるための もっともらしい 理屈は必要である。 だが、それは たいてい 後付けである。理屈や データが先行したら イノベーションは 生まれない。まず パーソナルから、 オーソライズの 過程を経るからである。
2019-03-05 罪滅ぼし (写真:オルカトレーナー その5) 最近の男の子は、幾つになっても 母親と仲が良いらしい。我々世代は、 そんなに母親を 大事にしてこなかった。そんな罪の意識のある 製作者が、 母親を大事にする息子の話を 量産した結果、 子供たちの意識が変化したのかも 知れない。少しは罪滅ぼしに なっただろうか。
2019-03-04 足もと (写真:オルカトレーナー その4) 世の中には、目の覚めるような事案か溢れるし、 マスコミも誌面映えの良いものばかり 選んでジャンジャン流す。よおし、負けじと 勉強して提案するが、 残念ながら 周りの反応は今一つ薄い。それは、 周りの知識の限界が 自分の提案の限界だから。高く飛ぶには、 強く蹴らねばならないし、 強く蹴るには 固い足もとが必要である。そして、 固い足もととは、 周りに 自分の提案を 深く理解させることである。
2019-03-03 豚の一生 (写真:オルカトレーナー その3) 豚に問う。「お前たち、こんなところに居たら、やがて殺され、肉にされ、食べられるのだぞ」豚は答える。「だけど外には、怖い獣がいて、飛び出したら最後、たちまち殺されちゃうよ。それに、ここには安心と満腹と平和が満ちている。それがあれば十分じゃないか」未来の大問題より、 今の満足を大事にする。人間に飼われている豚も、 豚を飼っている人間も、 そこは共通しているようである。
2019-03-02 振り返り (写真:オルカトレーナー その2) せっかく気持ちよく風を受けて走っている時、 行く手を遮られたら きっと邪魔で邪魔で しょうがない。悪態ばかりつきながら、 でも本当は 間違っているのは自分の方で、 それを止めてくれている のかも知れない。振り返ってみなくては ならないのは こんな時である。
2019-03-01 一歩後ろへ (写真:オルカトレーナー その1) 自分「おーい、みんな、よく見ろよ!こんなことになっているぞー!大丈夫か?」全員「ちょっと、一歩下がってくれ!お前みたいな身体が大きいもんが、前を塞いでいたら、ちっとも見えないじゃないか!」大切なことは、 全員 一人一人が、 自分の問題となること。そのためには、 自分が一歩引いて 全員の視界を良くすることが 必要なのかも知れない。
2019-02-28 嫉妬 (写真:イルカショー その11) 人は自分の位置を、 人と比較してしか 認識できない。だから、身近な人から 置き去られることを 何より嫌がる。それは、実際の立ち位置より 仲間との距離感で 自分の優劣を 測るからである。ただ、 仲間だけに目を向けて、 本来果たすべき本分が 疎かになれば、 それこそ時代に、 取り残される。