今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

急がば回れ

(写真:オレンジ その2)

言葉を飲み込む

「ちょっと待て!それじゃダメだ!こうするんだ!」
「あなた、違う、間違っている!」
思わず口から出そうになる、そんな言葉を飲み込みます。
飲み込みながらも、言うべきか、言わざるべきか逡巡します。
・・・
それは、言ってあげたほうが親切だよ、だって間違っているのは彼の方だから。
→でも、相手の反応も心配だし。
→いや、それは自分の保身だろ。
→そうは言っても、自覚のない相手に言っても感情的になるだけだし。
・・・
と、散々迷って、結局言葉を飲み込んでしまいます。

思っていても言えぬこと

正されなかった相手はそれで良かったのか?
迷いはあります。
しかし、受け取る準備のできていない相手に無理に言っても、反発をされるだけ。
言葉を受け取るには、受け取るだけの力が必要です。
特に、自分の非を責められ、言動を正される言葉は、誰しも聞きたくないものです。
それはこちらが指導教官とか、上司のような指導的立場で、聞かざるを得ない場合は一応聞く耳を持ちます。
しかし、そんな関係性もなく、言わばフラットな関係の場合は、ただ「嫌なことを言われた」と腹が立つものです。
悪感情を抱くかも知れません。
そして、それを真摯に受け止めて感謝して聞ける人は相当な人です。
だから、ついつい言葉を飲み込んでしまいます。
・・・こんなことなかれの大人が増えたら世の中がますます悪くなる。
そのように思われるかも知れませんね。
ならば、思っていることの100でなくても、うち50や60の相手が受け取れる範囲で伝えるのも一つの方法です。

それでも伝わること

言うことをセーブしたら、曖昧な部分ができます。
そんな曖昧なまま伝えても、相手は理解できるのでしょうか。
いや、すぐに理解できなくても、相手が受け取れるまで薄めているので、とりあえず持ち帰って貰えば良いと思います。
そして時間が経って、相手の心が成長した時に、「そう言えばアイツ、あんなことを言っていたなあ」と思い出して貰えれば良いのです。
「あの時は分からなかったけれど、アイツこんなことが言いたかったんだな。」
「もしストレートに言われていたら、ケンカになっていたな。」
「なんか悪かったなあ。」
時間がかかっても最後伝われば良い。
反社会的な行為をしているのでなければ、そんな伝え方、伝わり方があっても良いでしょう。

急がば回れ

経験の浅い相手に100パーセントを言って、消化不良を起こさせることもあれば、なんでも100パーセント指示をして相手に考えさせる機会を奪うこともある。
あるいは、100パーセントストレートに気持ちをぶつけ、感情的にこじれることもあります。
そんな時の知恵として、あえて言葉を飲み込む。
そして、相手の受け取ることができる力に合わせて薄めてから口にだす。
たしかに、ハッキリ言わなければ伝わらないことはありますが、なんでも100パーセントを言って良いわけではありません。
むしろ、相手に合わせて言い方を変えねばならないことの方が多いでしょうね。
気持ちとしては、思っている100パーセントをそのまま伝えたくなります。
でも「急がば回れ」で、本当に伝わるためには敢えて言葉を飲み込まねばならないこともあるのです。