今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

セルフハンドリング 〜そんなことに時間を使えないと言える自信〜

(写真:大日ヶ岳)

■与えられて働くか、自ら見つけだすか

今の朝ドラで、ヒロインが「仕事をください」と社内を聞いて回るシーンがありました。
まだ、新入社員でスキルも経験も今ひとつ、周りの女子ともギスギスして、すっかり仕事を干されてしまった彼女。
朝から晩まで席で待機するように言われ、いつ仕事を貰えるか、一日千秋の思いで待っていました。
しかし、それが2日、3日と続くと、もう耐え切れなくなって、男性の部署まで顔を出して仕事を求めて回ります。
・・・
確かに、会社で給料を貰っていながら、やることがないのは辛いですね。
仕事が任せて貰えないと自己嫌悪に陥りますし、「あの人、何やってんだろ?」と言う周りの視線も気になります。
だから、当面やることがあるのは非常に有難いことです。また、きちんと給料以上の働きができていると、自己肯定感にもつながります。もちろん、その忙しさが度を超すと、今度はそんなことを忘れて愚痴が出るのですが。
しかし、そう言っていられるのは、キャリアが浅いうちだけで、ある程度経験を積んだら、自分の仕事は自分で見つけなくてはなりません。

■作業と仕事

前に、「やりたいことは何か?」と問われたことがあります。
やりたいことをやりたいようにやらせて貰える・・・それは、一部の人にとっては胸躍る瞬間でしょう。
しかし、私も含めた殆どの人にとっては、しんどい質問のようです。
やりたいことと言われても、会社にその結果をキチンとコミットしなければなりません。すると、「果たして、私にそこまで出来るのだろうか」と要らないことを考えてしまいます。
また私たちは、そこで会社の意向を汲もうとします。「馬鹿なことを言って、却って評価を下げたらどうしよう」と、まるで、宗門改めのような気持ちになるのでしょうね。
それに、仕事は与えられることに慣れているので、自分で自分のやりたい仕事を考えよと言われても、今まで考えて来なかった分、即答はとても難しいのです。
そうすると、キャリアを積んだ後は自分で自分の道を切り開くように言われても、右往左往してしまいます。
挙句の果ては、御用聞きのようなことを始めて、本当に恥ずかしいことだと反省します。
でも、与えられた仕事をこなすだけなら、それは仕事ではなく作業です。本当の仕事は、それを通じて自己実現をするためのものですから、決して与えられたことだけに満足していていてはならないのです。

■セルフハンドリング

自分で、自分の仕事を切り開く。
自分が40年ないし45年間、会社に在籍して、これをやったと言う誇りが持てることをする。
会社から命じられて行うこともあれば、自分で見つけ出して上申することもあります。
しかし、いずれにしても作業ではなく仕事として行うのなら、そこに自分の意思が必要です。
「どのようにしたら良いか教えてください」ではなく、「自分はこう考えます」「こうやろうと思います」「いつまでにやろうと思います」が言えなくてはなりません。
特に、期日がなければ、すべての仕事は作業に飲み込まれてしまいます。私も、いつも期日のコミットを求められるのですが、基本どんな仕事でも、手をつけた瞬間から作業になります。そして、ともすると、その作業に満足して延々と続けることになります。
やはり、作業に身を浸しているのは気持ちが良いですからね。
しかし、ゴールに向かって動く以上は、常に方向のチェックと修正が必要です。作業を仕事にするか否かは、自分でコントロールできているか否か、セルフハンドリングできているかいないかです。そのためには、きちんと期日を切って、作業に飲み込まれないように細かく軌道修正する必要があります。

■そんなことに時間を使えないと言える自信

そのように仕事を回していけたらどんなに良いでしょうか。
プロなら当たり前のことですが、やはり自分のように途中でキャリアチェンジをした人間は、どこどこまでも前職を引きずって、新人以上に頭の切り替えに時間がかかるようです。
前は、すんなりと切り替えられると自惚れていましたが、情けないかなゼネナリストとは程遠い状態です。
この頃やっと少しは深く物事を考えられるようになりました。それでも、周りの皆さんからすれば、まだまだですが。
しかし自分の理想は、「そんなことに時間を使えない」と言い切れることであり、また周りにそれを認めさせることです。
とかく求められ、頼まれて仕事をしてきた自分は、自分で考えて、責任を持って自分の業務を開くことに慣れていません。
だから、自信のないなり、また自分なりに始めても、周りから別のことを頼まれた瞬間に、ブレて止まってしまいます。
その時、「そんなことに時間を使えない」と言い切れたら、どんなにすごいでしょう。
しかし、それは職業人としては当たり前のことですし、未だにそうなっていない自分をよく反省したいと思います。
自ら新しい道を進み始める時は、誰もが新人です。積み上げたものに頼らず、つまらないプライドに引きずられず、自信を持って自分で考え、実行したいと思います。