今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

インタビューは願望具現化のツール

今日学んだこと3
(写真:H2ロケット!)

■なぜ、インタビューは行われるのか

インタビューとは、「質問などを通して、相手から情報を引き出そうとする行為」と定義されます。
普通、インタビューと聞くと、雑誌の記者などが、記事を書くために著名人に取材する姿を思い浮かべます。
「インタビュー・ウィズ・バンパイア」と言う映画もありました。
しかし、インタビューとは、コンサルタントやIT業界でも普通に使われる言葉です。
その目的は、相手に質問して必要な情報を獲るのはもちろん、時に質問を通じて、相手自身の気づきを助けるためでもあります。

■本人の気づきを助ける

気づきを助けるとは、どういうことでしょうか。
まず前提になるのは、どんな優れたアドバイスでも、その本人が我がことと受け止めなければ、実行して生かされることはありません。
そのため、コンサルタントはセミナーでよくこう発言します。
「ここにお越しの皆さん、今日は良い情報を聞いたと思ったでしょう。そうしたら、今から24時間以内に、まず何かの行動をして下さい。」
素晴らしい情報やノウハウを聞いて、一生懸命メモを取る。しかし、それだけで満足して、せっかく入手した資料を机の中にしまいこんではいないでしょうか。もし、次に繋げようと思えば、24時間に何らかのアクションを起こさねばなりません。例えば、次回のセミナーに申し込むとか、コンサルタントのメルマガに登録するとか。
そうすることにより、有用な情報が、さらに自分にとって生きた宝となります。
反対に、実行しなければ、その情報は深くしまい込まれて、机の中を整理するまで日の目を見ることはありません。
だから、情報を人から与えられたら、次は自分で動いて我が事にするのです。
また、それを自分自身心の芯から「そうだ」と気づけたらどうでしょうか。その時の気持ちの高ぶりは、どんなに懇切丁寧に教えられた時よりも強いでしょう。
それに、気づきは本来自分が持っているものを「気づく」のです。ただ、自分では情報を整理しきれず、靄がかかったようになっている。その靄を晴らして、「そうか、そうだったのか」と自ら発見する。そして、良い方向に動き出す。
そのためにインタビューは行われるのです。

■願望と具現化の間にあるもの

では、その「気づき」は何に対してするのでしょうか。
誰しも、願望は持っています。
「ああ、なりたい」
「こう、なりたい」
ただ、なかなかそれを明確な言葉で語れる人は少ないと思います。
個人ならば、
「もう少し、生活に余裕が生まれたらなあ」
「家族と過ごす時間をもっと充実させたい」
「趣味を磨いて、プライベートを充実させたい」
会社ならば、
「あと5年経つうちには、もっと安定できる事業基盤が欲しい」
「事業継続のためにも、次の世代を育てたい」
それに対して、「いつまでに」「どうやって」「どれくらいのパワーをかけて」と具体的に落とし込もうとすると、どうしてもボヤッとしてしまいます。
つまり、願望はあっても、具現化されていないのです。
そのように願望を願望のままで寝かせておくと、無情にも時間は一年二年あっと言う間に過ぎ去って行きます。
気がつけば、10年前と、10年経った今と何が変わっているのか。ただ、年を取っただけではないか、と気が沈みます。
いや、気が沈むだけで済まず、明らかに自分も会社も体力が落ちて、10年前に難しかったことが、今は比べものにならないくらい厳しくなっています。
こんなことなら、勇気を出して10年前に一歩進むべきでした。
だから、これから10年は、同じほぞを噛まないように、行動を具現化して歩き始めたいと思うのです。

■インタビューは願望具現化のツール

しかし、自分で自分のことは、なかなか見えないものです。
よく人を見ていて、「ああ、こうすれば良いのにな」と思うことありませんか?
昔から、岡目八目と言って、人のことはよく見えるのです。反対に同じことでも、自分のことになると盲目になってしまう。それで、「あ、それ、自分が人に言ったことだ」と思うことを、他人から順々と説き聴かされます。
しかし、なかなか人間は人から言われると素直に聞こうとは思えない。
「それは、こうすれば良いんだよ」と分かりきったことを言われると、正直腹が立ちます。
なぜなら、少し考えたら自分にも分かったのです。だから、それを言われると、「そんなことさえ分かっていなかったのか」と自分が小馬鹿にされたようで腹が立ちます。
そして、答えだけ聴かされても「う〜ん、う〜ん」と唸るばかりで、いい返事ができない。プライドが邪魔をして、今すべき一番正しい答えが選択できないのです。
だから、答えを直接与えずに、代わりに気づきを与える訳です。
例えば、
「もう少し、生活に余裕が欲しい?」
「それは、金銭的なこと、時間的なこと?」
「金銭なら、あと月にどれだけ欲しい?」
「それを手に入れる方法は、今の仕事の中にある?あるいは、副業が必要?」
「今の仕事でお金を増やすには、どれだけの結果をだしたら良いの?」
「その結果をだすのに、今の自分に不足しているものは?」
「それは、どうやったら身につくの?」
「その時間はどう捻出するの?」
「いつから始めて、いつまでに身につけるの?」
等々。
質問を受けているだけで、願望がどんどん具現化していきます。
そして、答えは全て自分で導き出しているので、行動へのモチベーションも高まるでしょう。
「アスク!(質問せよ)されば与えられん!」
インタビューは、まさに相手の願望具現化のツールです。
そして、それは、お客さんの潜在的ニーズに日の光を当て、新しい価値を一緒に作りだす、最初の一歩になるのです。