今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

初舞台


(写真:春、吹雪の日 その2)

梅沢富美男氏がまだ若かった頃に『夢芝居』という歌があります。

そのフレーズ、

♬けいこ不足を 幕は待たない
恋はいつでも 初舞台♬

男と女の恋模様を芝居に見立てて、「どんなに色恋の経験を積んだ自分でも、いつも初舞台を踏んだ時のように振り回されてばかりいる」とボヤいています。

私がこの歳で恋多いとまずいので、さすがに恋の初舞台を踏んだりはしませんが、現場ではいつも『初舞台』の感覚を覚えます。
周りは、私のSEとしてのキャリアを頼んでアサインしてくれます。過去の経験は確かに役に立ちますが、しかし現場にいるのは、いつも違う人、違う環境、そして違う業務です。
自分が経験で培ったものをハナから否定されることだってあります。
SE兼プログラマーだった頃は、どうお客さんの要望を満たそうか都度悩んで、実際自分は相当頭が悪いんじゃないかと思ったものです。

しかし今思えば、愚直なまでにお客さんの願いを叶えたいと真剣だった訳で、時に不採算に陥って会社に迷惑をかけましたが、自らに限界を作らない提案が強みだったと思います。
ただ今は自分が最後まで責任を取れる訳でなく、途中で引き渡す担当がいるので、彼のことを考えて少しおとなしめの提案にまとめなくてはなりません。
最初はそれが辛くてなりませんでしたが、最近少しずつ上手く出来るようになってきたと思います。

それでも、私の本分はあくまで乗るか、そるか。
皆がとても手に合わないと投げ出すようなものを、なんとか工夫して形にするのがやり甲斐なのです。
それをよく『突破力』と表現してくれるので、勿体無く思います。

普通、会社は採算を考えるので、『初舞台』に思える仕事は避けたがるものです。しかし『初舞台』を踏むからこそ、学びも多く、付加価値も高まります。
そこに、最近は時代の移り変わりが早く商売の潮目も変わって来たので、また挑戦のチャンスが増えて来たように思います。また先陣切って『初舞台』を踏む醍醐味が味わえるのではとワクワクしています。