今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

手を出したらまずい国

(写真:京都駅にて)
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種子島に鉄砲が伝来したのが、1543年、それまで日本人は鉄砲など見たことも聞いたこともありませんでした。
しかし、それから僅か50年余り、1600年の関ヶ原の戦いでは、東西両軍合わせて世界の鉄砲の半分が投入されたと言います。
戦国時代と言う状況はあったとしても、僅か50年の間に日本が世界最大の鉄砲保有国になっていたのには驚きです。

そして、徳川幕府成立後約300年、鎖国政策で外国への耳目を塞いできた日本は、黒船の訪れで長き眠りから叩き起こされます。
攘夷を叫んで、逆に諸外国との力の差を思い知らされた長州を中心に、倒幕が実現され明治政府が成立します。
それから、富国強兵が推進され、僅か35年後の日露戦争では、辛勝とはいいながらロシアに勝利を収めています。諸外国からは極東の小国くらいにしか思われていなかった日本がロシアを破り歴史の表舞台に飛び出して来たのですから、さぞ驚いたでしょう。

しかし、その後、大陸への進出を目論む日本と諸外国の利害が衝突し、ついには無謀な太平洋戦争に突入します。大国アメリカとの物資の差はいかんともしがたく、ついには国土が焦土と化します。
そこで、日本は軍備の道を捨て、経済発展の道を選びます。その戦後の発展と世界の経済大国への躍進は、今世界の途上国からモデルとされています。

しかも、これら他国から見れば奇跡としか言えない出来事は、海に囲まれ、国土も狭く、国民の数も少ない、全く物資に恵まれないハンディを幾つも抱えた国で起きたことです。

確かに、日本は四辺を海に囲まれているため、諸外国の事情に疎く、ともすれば安逸を貪ってきました。平和ボケと揶揄されるのは、昔から続く国民性かも知れません。
しかし一度危機を認識すると、その瞬発力に他国は遠く及びません。

今は、かつてのように大国が自国のエゴだけで行動できる時代ではありません。アメリカですら、一応の大義名分を配慮します。その意味では、かつてのような侵略のリスクは少ないかも知れません。
しかし、世界はテロリズムとの戦いに突入し、周辺国との関係もギスギスしています。それよりも深刻なのは少子高齢化と、それにともなう国の借金増大という内憂です。
この時期にあたり、また日本人は瞬発力を発揮する時かも知れません。
ただ、今度は武力ではなく、課題先進国として世界に先駆けて解決の道筋をつけ、世界中から「有難う」と言ってもらえる国にならねばなりません。
そして、「世界から尊敬されるあの国に手を出したらまずい」とテロリストからも思われる日本でありたい思います。