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今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

コントロールできることだけに集中する

(写真:家路)

世界を変える、国を変える、友を変える、家族を変える

昔ある人がつくづく述懐しました。
・・・
若い頃、みんなを幸せにするために自分が世界を変えようと思った。
しかし、世界を変えるのは容易でないと分かって、今度は自分の国だけでも変えようと考えた。
ところが、自分の国を変えるのも簡単ではなかった。そこで、自分の住んでいる町を変えようと努めた。
しばらく町の為に力を尽くしたが、町を変えるのも思うようには行かなかった。
そこで、自分の友達から変えようとした。それも失敗すると、今度は家族だけでも変えようとした。
そうして時は流れ、晩年で一番大切なことに気付いた。
まず、最初に変わるべきは自分だったのだ。

自分を変える

「まず、自分が変わるべきだった。そうすれば、家族が変わり、友人たちが変わる。
周りが変われば、町が変わり国も変わる。そして、世界も変わったのだ。私はまず変わるべきものを間違えていた。」
これは、非常に影響力のあった人の晩年の述懐です。
このような人物でも、世界を変えるのは容易なことではありませんでした。
だから、どんどん目線を下げて行きました。
しかし、どうしても思うような世界は実現できません。
そして最後に、まず変わるべきは自分だったと気付きます。そうすれば、いずれ世界をも変えることが出来たのです。
ただ、これを聞いて誰しも、どうして世界を直接変えることが出来ないのに、自分を変えることで世界を変えられると思うのでしょう。
いずれ世界と言う大きな相手と向き合うことは同じです。その順番を自分から世界へと変えただけで、どうして実現できるのでしょうか。

自分が変われば、世界が変わる

世界を変えることと、国を変えること、そして家族を変えることは、全て他者のことです。そして、それは自分のコントロールが及ばないところが共通しています。
対して、自分のことは自分がなんとかしようとすれば、変えられるのです。
しかし、とかく私たちは自分が変わることをおろそかにして、人にばかり変わることを要求しがちです。
例えば、
自分の奥さんに対してはどうでしょう。
「もっと家の中をスッキリと片付けろ」
「もっと子供をシッカリと躾けろ」
「家にいる時は、もっと俺を大切にしろ」
結構、言いたいことはたくさんあります。
そして、無自覚にそれを口にして奥さんにストレスを溜めさせています。
挙句に、主人が家にいると体調が悪くなる夫原病を発症されたり、「一番捨てたいものは・・・夫」と言われることになります。
よく言われることですが、相手に変わって貰いたければ要求をするだけでは無理です。
まず、自分が変わることが最短距離なのです。

コントロールできることだけに集中する

ある大学の先生がしみじみと語った話があります。
「うちに子供がいて、前は快活に返事をしていたのに、一時期からさっぱり返事をしなくなった。それで、何度も注意するのだが、一向に治らなかった。
しかし、ある時気がついた。
呼びかけられた時、ついつい仕事にかまけてきちんと返事ができていなかったのは自分の方だった。
そこで、まず自分からしっかりと返事をするようにした。そうしたら、やがて子供も前のように快活な返事をするようになったのだ。」
子供の返事一つでも、親の思うようには行かないものです。現に私も子供にしっかり返事をさせるのに苦労しています。
しかし、この大学の先生の話を聞くと、まず自分自身がどうかと反省をさせられます。
子供を変えたければ、まず自分から変わらねばならないのですね。
「人は変えられないけど、自分は変えられる。過去は変えられないけど、未来は変えられる。」
コントロールできないことに期待して時間を消費するより、まずはコントロールできることに集中して少しでも良いから変化を起こしたいと思います。
自分がコントロールできるのは、世界の片隅のほんの一部に過ぎませんが、地道な積み重ねが必ず世界を動かします。