読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

仮説量をいかに減らすか

(写真:溢れ出す薄紅色)

仮説が仕事を早くする

「仮説は羅針盤。」
前にそんなことを書きました。
海の真ん中で、前も後ろも右も左も波しか見えない時に、進むべき方向を示してくれるのは羅針盤です。
同じように、全く新しいことを始めた時、それこそ方向が分からず迷います。
その迷いの中で方向を示すのが仮説の羅針盤です。
まずは、仮説に従って方向を定め、一心に進み始めます。
もし、その仮説がなければ、少し進んでは迷い、少し退いてはまた迷わなければなりません。気がつけば、同じところから全く動くことができないまま、時間ばかりが経ってしまうでしょう。
仮説、例えば、「この商品は50代後半の女性に好まれる」とか、「この地区は高級車の購入確率が高い」とか、仮の想定があれば、取り敢えずの方向は決まります。
仮説があれば仕事を進めることができるので、結果仮説で仕事が早くなるのです。

仮説の量はリスクの量

しかし、正しいと信じていた羅針盤が狂っていたらどうでしょう。
右も左も分からない海の中で、たちまち方向を見失って漂流をしなければなりません。
同じように、仮説も実際と違っていれば、一生懸命それを信じて取り組むほど徒労が多くなります。
つまり、仮説の量はリスクの量なのです。
ですから、仮説がなければ進めませんが、その仮説は現実を見て細かく調整すべきものです。
そして、その仮説を修正するための材料は、「情報」です。

仮説の反対は情報

「仮説」の反対は「情報」であり、また「仮説」は情報から推定されます。
例えば、「1」「2」「3」と続いた情報があれば、次は「4」だろうと推定されます。
まだこの例は情報が揃っていて、しかもルールが推定し易いので、仮説も立てやすく、また精度も高いのですが、例えば「1」「9」「5」と来たら、次はさっぱり分かりません。
あるいは、「1」だけで次を推測することも厳しいでしょう。
思い切って大胆な仮説を立てることも必要ですが、やはりどんな仮説もそこに至るまでの情報が大切です。

仮説量をいかに減らすか

つまるところ、仮説の量をいかに減らすかが問題です。
仮説が多いほど、判断に迷いが生じます。
迷いが生じれば、意思決定が遅れて、好機を逸することになります。
私も手詰まりの時は、頭に霧がかかったようになって判断力が低下します。
つまり、確かな情報がないから、判断できずにフラフラになってしまいます。
そんな時、心ある友達は、まず取れる情報から集めるようにアドバイスをくれます。
気ばかり焦ってしまうと、できることすら出来なくなり、どんどん追い詰められてしまいます。
だから、まずは情報で仮説量を減らす。
最初は組み始めのジグソーのように、サッパリ見当がつかないことでも、ピースが組み上がって来ると見えなかったものまでなんとなく見えて来ます。
仮説の羅針盤が信じられなくなったら、まずは情報。
情報こそ、羅針盤を正しく働かせる材料なのです。