今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

行動者と傍観者をつなぐもの

(写真:タワーズ イン ブルー その2)

行動する人、傍観する人

「さあ、みんな行動を起こそう。」
リーダーが声をかけます。
しかし声をかけても、周りから賛同する声は上がりません。
唐突に振られて皆んな戸惑っているようです。
しかたなくリーダーは、集まっている一人一人に意見を求めます。
「○○君、どうかな?」
「○○さん、どう思う?」
そうすると、直接聞かれて黙っているわけにもいかず、
「僕は良いと思います。」
「はあ、わたしもすべきだと思います。」
結局、誰一人反対することなく、皆んなで動くことに決定しました。
しかし、リーダーからすれば、どうもスッキリとはしません。
率先してやろうと言う意思が皆んなから伝わって来ないからです。
おそらく、議論を好まない日本人にはこのようなシーンが多いと思われます。特に反対もないから、皆んなで動き始めはするものの、やはり得心している人、得心していない人で、動きが分かれてきます。
そうして、いつの間にか行動する人、傍観する人に分かれてしまいます。

リーダーの苦しみ

自分の思いや意思が通らないことは、リーダーにとって一番の苦しみです。
リーダーは必ずしも、スーパーマンやカリスマではありません。
集団があり、その中で誰かがまとめなくてはならないので、一番元気があったり、声の大きい人がリーダーに選ばれます。
しかし、この時点では必ずしもリーダーとしてのスキルを満たしている訳ではありません。
だから、多くの新米リーダーは苦しみます。では、リーダーに求められるスキルとは何でしょうか。
一つは、メンバーに自分の声が届くこと。
あの人がやろうと言うなら、と他のメンバーが、自然にリーダーに反応して動きだす。
そんな人なら皆んなを賛同させて、メンバーを動かすことに苦労はありません。
あるいは、声が届かなくても、腐らず、たゆまず言い続けること。
自分の喋ったことに無表情なメンバーたち。リーダーにとって、これほど怖いものはありません。
それで、心がくじけてしまうリーダーもいるでしょう。しかし、本来声は届くものではなく、賛同も得られるものではありません。
反応の薄いメンバーたちを、「そんなものさ」と飲み込んで、声が届かなくても言い続けられるのがリーダーです。

全員参加を目指すには

しかし、あくまでも目指したいのは全員参加です。
何事もまずは一人からです。そこから、一人が二人となり、二人が三人となり、やがて五人、十人と行動する人が増えていきます。
動き出す人が増えれば、行動している人を傍観している人たちはだんだん居心地が悪くなります。そして、自らも進んで行動する仲間に加わろうとします。
皆んなが行動をすれば、そこに相乗効果が生まれ、どんどんと盛り上がります。そして、今まで想定もしなかった流れができて、大きな結果が生まれます。
もし、そうなったら、参加している全員がどんなに幸せなことでしょう。

行動者と傍観者をつなぐもの

最初に動きだした一人は、リーダーです。
自ら行動し、また皆んなに一緒に行動しようと働きかけます。
そして大切なのは、二人目です。
リーダーに賛同者が現れれば、周りの関心が変わります。
今まで自分たちの側にいると思っていたメンバーが、リーダーと一緒に動きだして、一緒に声かけをする。
それには、とても大きな力があります。
今まで隣にいた人が声をかけてくるのです。傍観を決め込んでいた人も、また気持ちを動かされて動き始めます。
そのように行動は伝播します。
ですから、きっと行動者と傍観者をつなぐものは、リーダーの隣の盟友です。
まずは、自分と志を同じにする盟友を育てることが、地道でも大切であると知らされます。