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今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

ツムツム 〜分散した力を集める〜

(写真:夕陽のカイト)

■ツムツム

ポケモンGOが日本でも解禁され、賛否両輪が高まりを見せる中、一番焦りを感じているのが同業のゲームメーカーではないでしょうか。
浮気なゲームユーザーは、次から次とダウンロードして、短期間にいろいろなゲームを渡り歩きます。しかも、同時にいろんなゲームを楽しむ器用さは持ち合わせないため、魅力的なゲームが出て来れば、あっさりと今までのゲームを捨て去ります。
そこに、ポケモンGOのように社会現象を引き起こすゲームが出てくると、それまでのゲームを提供していた会社は、一気にそちらに雪崩を起こすんじゃないかと気が気でないでしょう。
ゲームは、どれだけ時間を費やして遊んで貰うかが命ですから、いわば日本中、いや世界中の人間が持っている時間と言う資源の奪い合いです。
時間を奪うと言えば、ウチの子供が盛んにやらせて欲しいとせがむのが、「ツムツム」と言うゲームです。ディズニーキャラの顔だけが上から落ちてきて、うまく3つ以上並んだらなぞって繋げて消せると言う単純な遊びです。
しかし、気がつけば電車で隣の席のオジさんやお姉さんが遊んでいることもあるので、支持層はかなり広そうです。

■分散したツムを集める

3つ以上繋げて消すと言いましたが、うまく並べてたくさん消せるほど、多くのポイントを獲得できます。
また、「マイツム」と言うメインのキャラをセットして、マイツムを一定数消せばキャラ毎のスキルを発動できます。スキルはキャラ毎に異なり、レアなキャラほど得点力の高いスキルを発揮できます。
そのキャラたちは、まとめて落ちて来ることもあれば、バラバラに落ちて来ることもあり、時々どこをどう繋げたら良いか分からなくなります。そんな時、ゲームの方でここが繋がりますよ、と教えてくれるので実に親切です。
そうやって、あそこを3つ、ここを3つと消すうちに、キャラの長い連続が出現します。そこで、10個とか、12個とかまとめて消せれば、一気に高い得点が獲得でき、いろんなイベントが始まります。
つまりは、分散したキャラを上手く一箇所に集めて、一気に消すのがゲームの醍醐味なのです。

■力を発揮できない理由

なぜ、ここまでゲームの話を書いたかと言えば、社内で連携して仕事をする場合とよく似ていると思ったからです。
社内では、いろんな人がいて、いろんな力を持っています。普段はあまりパッとしなくても、それなりの環境さえ揃えば、実はすごい人だったと言うこともあるでしょう、
ただ、なかなかその人材と環境までの距離が遠いのです。故にパッとしないままで埋もれる人のいかに多いことか。
きっと離れて見れば、あそことここに良い人材がいて、合わせて動かせれば力が出せるのにな、と分かることでしょう。
しかし中にいると、今の業務があったり、部署の壁があったりして、その連携が見えて来ません。
まるで、ツムツムのゲームでキャラが分散して、消せずに困っているのに似ていませんか。

■分散した力を集める

社外で付き合っているうちは良い人で、こんな人と一緒に働けたら良いと思うことがあります。しかし、いざ同じ会社になったら今までと同じように付き合えるでしょうか。
社外は会社同士の遠慮もあり、また連携すべきミッションやベネフィットが明確なので、割と協業しやすいのかも知れません。
反対に、社内は距離が近い分、つい遠慮がなくなってお互いストレスを溜めやすく、また都合を主張しがちなところがあります。
結果、牽制し合うこともあれば、また部署が違えば、その部署の上長に対する遠慮もあって、社内での連携は案外難しかったりします。
ただ、これもツムツムがヒントをくれています。
まずは、繋がれるところから繋がるのです。
そして、一つ繋がりができて、ツムツムのようにまとめて消せば(横の連携が出来て壁がなくなれば)、それで少し見通しがよくなります。そうしたら、あ、そことここが繋がることができる、それも消して、もっともっと見通しを良くする。
やがて、会社縦断の大きな連携ができると思います。そして、各個人が持っている能力が上手く噛みあって全く新しいスキルを発揮できるのです。
会社で働く人ならば、それを理想と考えますし、そうなっていない現状にストレスを感じているはずです。
しかし、今はバラバラのキャラが配置されているツムツムの状態なのです。できるところから連携して、徐々に変えていけば必ず大きな変化を起こせます。