今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

48時間と72時間

(写真:夕陽の牧場 その4)

■コンサルタントと言う仕事

私は、コンサルタントと言う職種を尊敬しています。
それは、豊かな知識以上に、自分の知識を売っているプロ魂に感心するからです。
もし、講演やセミナーで興味をそそることが出来たとして、 その後のお付き合いでクライアントを正しく導けるか否かは別です。
だから「うちに来て下さい」と両手を広げるのは相当の自信がなくてはできません。
なにしろ集客さえすれば、普通の会社なら後は専門部署が対応してくれます。しかし、コンサルタントの場合、やってきた顧客に対しては自分の身一つで対応するのです。
それだけの勉強量と、それに裏打ちされた自信あって初めて勤まるのでしょう。
そして、誰かに肩代わりして貰えないからこそ、コンサルタントには厳しいプロ意識があるのでしょうね。

■コンサルの本音

以前、コンサルタントの人から聞きました。
「良い情報を得たら、48時間以内に振り返ってください。そして、78時間以内に行動に移してください。
そうしなければ、どんな良い情報も活かされずにしまいこまれたままになります。」
コンサルタントには、よくいろいろな団体に招かれて講演する人がいます。
もちろん有償で受けるのでしょうが、聞けば実費以外は無償で講演をすることもあるのだとか。
無償で講演する目的は、コンサルタントの話に興味を持った人から相談を受け、いずれはコンサル契約を結んで貰いたいからです。
そのため、話を聞いた人が情報を持ち帰って、次のアクションを起こすか起こさないかが肝だったりします。
そして、そのアクションの時間的リミットが48時間と78時間と言う訳です。

■前に進める人

いかに優秀なコンサルタントと言えど、また有益な情報と言えど、聞く側が我が事として聞かなければ、そこからは何も生まれません。
真剣に自分の課題と向き合って、「これは放置してはたいへんだ」と悩みを持った人だけが、情報を足掛かりに次に進めるのでしょう。
喉元過ぎればなんとかで、講演やセミナーを聞いた時は、「これは良いことを聞いた」「これはたいへんだからなんとかしなくては」と誰もが一様に思います。
しかし、差がでるのは、それを実際に行動に移したか否かです。
例えば、短期間で会社の規模を何倍にもした人がいます。その人は業界ではかなり有名な人ですが、少し前までは小規模事業者さんでした。でも、このままでは動いても動いても少しも楽になれないし、管理面でも限界。
もう少し安定した経営を行うためには、もっと事業規模を拡大しなければならない。
もちろん、物理的に設備を増やすのは可能です。ただ、それを運用できるだけの人員を確保できるか、またそれだけの人を養うだけの仕事を確保できるかが、全く目処が立ちませんでした。
しかし、所属している団体を通して、事業規模を飛躍的に伸ばした先輩企業と知りあえたことから流れが変わり始めたのです。

■まずは小さな一歩から

その先輩企業は、自分がどのようにして事業規模を拡大してきたかを、講演やセミナーで惜しげもなく伝えていました。
普通私たちは、そのような良い情報に触れても、感心はすれど自分との違いを見つけて話半分に聞くでしょう。
しかし、前段の事業者の人は違いました。
キチンと情報を持ち帰り、半信半疑ながら実際に実践してみたのです。もちろん72時間以内に、調査するとか、会計士に相談するとか、社員の意見を求めるとか、何らかのアクションは行なったと思います。
そして、そこから試行錯誤が始まりました。
かなり面倒臭いことも、上手くいかないこともあったでしょう。
しかし、人間は一度始めたことはやり続けるようです。
そのうち少しずつ形になって、いろいろなことが変わり始めました。そして、流れができるといろいろな人やものが味方してくれるようになります。
かくて、驚異的な速度で事業拡大を果たしたのですが、その事業者の方は至って謙虚でした。
「ただ先輩企業の真似をしただけ。その通り実践したらこんな結果につながった。」
・・・
必ずしも私たちが同じ結果を出せるとは限りません。
しかし、良い情報に触れた時、ちょっとした振り返りや実践を怠ってチャンスを棒に振ってきたのではないでしょうか。
48時間と72時間は、一つの目安ですが、本当に良いと思ったら臆さずに評価し、取り組みたいものです。
もちろん、面倒臭いことはたくさんありますが、何より私たち自身が変わりたいと願い続けているのですから。