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今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

動かないことが疑いと恐怖を生み出す。行動が自信と勇気を生み出す。

(写真:沖縄ビーチ近く)

■楽だけど不安な日々

学生の頃は、公務員を志す友達がたくさんいました。
ひとつには、昔公務員は仕事が楽で、定時退社が当たり前のように思われていたからでしょうね。
確かに、9時5時勤務は、私たちにとって憧れの環境です。毎日、日の落ちる前に会社を出て、夕食はいつも家族と一緒に食べることができます。
毎日そうできたら、どんなに良いでしょう。
でも実際働き始めたら、9時5時では、とても仕事が回りません。
やはり、仕事には山谷ありますし、やるべき時には一気に集中して片付けなければなりません。
忙しくて、かつ乗っている時は、毎日終電が当たり前でした。(あまり大きな声で言うと総務に怒られますが)
その中、本当に9時5時で帰れる人もいます。
それは、かなり優秀で時間内にキチンと仕事を収められる人です。
しかし、私のようなものが9時5時になったとしたら、それは今ひとつ仕事に踏み込めていない状態でしょう。
ギアを一段下げて仕事をするので、定時に上がれるような調整も可能です。
ただ、与えられたミッションは揺るぎません。時間が経っていけば、それだけ後が苦しくなります。
そして、身体は楽だけれど、心は不安一杯で落ち着かないのです。

■なかなか答えは出ないけど

一歩踏み込めない。
それは、今の時代、多くのサラリーマンも感じています。
一昔前は、世の中みんなが同じ方向を向いていました。同じ嗜好、同じ趣味で、誰か力のある人が「こうだ」と言えば、みんなしてそちらに走り出しました。
その中、同じ方向を目指して一緒に走れば、それなりの結果を残すことができたのです。
しかし、今は多様化の時代、人と同じでなく、自分だけの特別を持ちたい。
たまにみんなが群がるものがあっても、たちまちアレンジ版が発売されて、代わりに人気をさらってしまう。しかし、その人気もいつまでも続かず短命です。
かつては一世を風靡した大企業も、積み上がる赤字に苦しんで、外国企業に身売りする時代。
勇気を出して一歩進もうと思っても、なかなか答えは出ないし、出しても貰えません。
ならば、いっそ亀のように首を縮めて世の中の流れを見て決めようと思います。
しかし、そうやって息を止め、心拍数を落としている間にも、後から後から挑戦者たちが現れています。
そして、私たちが指をくわえて見ている前で成果をものにしていきます。

■まずは動く、そして確かめる

動かないから身体は楽ですが、心は過ぎてゆく時間と、置き去られた感覚で落ち着かず、忙しく動き回ります。
ならば、いっそ動いた方が余程楽なのです。
動いても、それがそのままリスクになる訳ではありません。
別に多額の資金をつぎ込んで、一気に10店舗を出店しようと言うのでもありません。
言わば露店から始めれば良いのです。
そして、実際に汗を流して、身体で確かめていきます。
そうしたら、小さく始めたら始めたなりに分かることがあります。
うまくいくこと、いかなかったこと。
うまくいかなくても、小さい内なら直すのは簡単です。
そして、うまくいって確証を得られたら、少しずつ広げていけば良いのです。

■風がくったくを払う

『動かないことが疑いと恐怖を生み出す。行動が自信と勇気を生み出す。』
いろいろ考えてしまうとうまくいかなかった時のことを考えて怖くなります。
そして、ますます動けなくなります。
私は専門家ではありませんが、ちょうど引きこもりに似ていると思います。
外で上手くいかないことがあり、それでまた同じことが起きるんじゃないかと、ネガティヴな思いばかりが膨らんでしまう。
それで一歩も動けなくなり、家にこもりきってしまう。
そこを支援団体の人たちが手を引いて、あの手この手で外に連れ出そうとします。外の風に当てて、家の中で溜め込んでしまったくったくを払うのです。
一緒に歩いて、一つ一つ確かめ、大丈夫、心配ないよと教えます。そして、少しずつ自信を取り戻して、やがてまた社会の仲間になります。
同じように私たちも、動くことにより、縮こまっている間に溜め込んだくったくを払うことができます。そうして、少しずつ自信と勇気が生み出されます。
でも、
「動こうと思っても、会社が認めるはずないよ」と、会社に遠慮して身動きが取れないのかも知れません。
しかし、どこまで会社が許容できるか、自由にやらせて貰えるか、それも動いて確かめるしかありません。
動かずに、猜疑心やあるいは不安、恐怖を溜め込むよりは、一歩でも行動してくったくを払って進みたいと思います。