今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

内から学ぶ

(写真:那覇のよる その5)

■目を内に向ける

一緒に働いていると、なかなか同じ会社の人には目が向かないものです。
会社の人は同じ場所で、同じような仕事をしている人。言わば、会社の中で評価を競っている仲です。
すると、なかなか良いところに目が行かず、今一つのところばかりを見てしまう。
失敗して怒られているところを見ては、「なあんだ、俺の方がちゃんとやれている」と安心する。
でも、時折素晴らしい結果を出して自分や周りを驚かせることもあります。
そんな時、自分は今まで彼の何を見ていたのかと深く反省させられます。

■自己顕示欲に騙されない

学ぶべき人たちは、決して外の世界ばかりにいるのでありません。
しかし、私たちの目はどうしても外に向きがちです。
同じ会社で働いていると言うことは、だいたい同じような知恵で、同じような能力だと言うことです。
だから、出せる結果もほぼ同程度で、つまるところどんぐりの背比べです。
それでも自分だけは特別だとか、あるいは優秀だと思いたい。そして、頭一つ抜けたいと思うから、外に学びを求めようとします。
例えば、社外で鼻息が荒くて言葉に威勢がある人とか、あるいは、「〜上席コンサルタント」のような立派な名刺を持った人とか。
また、ビジネス書やセミナー等から、会社の人が普段会話していないことを学んだり。
すると、その空気に触れている自分まで何かしら偉くなった気がします。
つまり、少し卑屈ではありますが、自己顕示欲が満たされるのです。
しかし、残念ながら、それと私たち自身の中身とは無関係です。

■学ぶべき人たち

学ぶべき人たちは私たちの身近にいます。
身近とは、つまり私たちの隣の席です。
隣の席の同僚がどんなことを言って、どんなことをしているか、よく観察してみましょう。
とても、自分では言えないようなことを言って、作れないような物を作ってはいないでしょうか。
よく考えてみれば、会社で一生懸命仕事をしているのは、自分だけではありません。
与えられた時間の中、そして与えられたテーマに向かって、一生懸命知恵を絞り、頭を働かせて、手を動かしているのです。
そして、人それぞれ得意としていることも違えば、やり方や考え方も違います。
取り組み方も違う中で、自分にはとても考えつかないようなものが生み出されていても不思議ではありません。
学ぶべき人や物は、実は身近にいたのです。

■教えを請う謙虚さ

そうしたら、同じどんぐり同士、わずかな頭一つの差を競っているより、協力しあった方が良いですね。
人間には、それぞれ得手もあれば、不得手もあります。できることもあれば、できないこともあります。
人ができずに困っていることが、自分には難なくできる。反対に自分が苦手なことが、人から見れば、どうしてそんなに難しいか分からない。
だからと言って、自分が人より優秀なわけでも、反対に劣っているわけでもありません。
ただ、それぞれに個性と特性があるだけのことです。
だから、苦手なことは素直に頭を下げて学ばせて貰う。得意なことは、勿体ぶらずにこころよく協力をする。
そうすれば、今まで社内で停滞していたプロジェクトも動かすことができるでしょう。
それに、人間は強いものではありません。
全て自分で考え、責任を負って動かせるほど心が強いわけでもありません。
それで、責任の重さについつい足が止まって、時間ばかりを浪費することもある。
しかし、そこで仲間を巻き込んで、意見を貰い、責任を分担して貰えないまでも、背中を押して貰う。
そうすれば、勇気が湧くことがあります。
そう、まず活かすべきは、身近な知恵であり、身の回りのリソースなのです。