今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

人間の言葉で話さない

(写真:駄菓子バー)

■都合対都合

同じことを伝えているのに、相手が受け取れる場合と、受け取れない場合があります。
プライベートな話ですが、以前、一緒に遊びに行く約束をした人に、予定を確認した時のこと。
「ゴメンね、やっぱりやめておく。」
「え?そんな、今更困るよ。」
ちょっと優柔不断で軽い人だったのです。
前は結構ノリノリで、「行く行く」と言うからいろいろと手配したのに・・・、それをこれから取り消すのは大変過ぎる。
つい愚痴がでます。
「そんなあ、これからキャンセルできるか分からないよ。それに、君が来れないと自分まで行けなくなるよ。楽しみにしていたんだしさあ。」
「えっ、だってしょうがないじゃん。朝、地元の清掃係に当たっちゃったんだから。」
そこかよ、清掃係って言ったって、普通朝8時から30くらいのものだし、調整くらいつくだろう。
でも、そこで気がつきました。
もともと気分屋なんだし、ちょっと気持ちが冷めたらこうなるのです。
つまり、相手は自分の都合ばかりを言っている。ですが、自分もどうでしょうか。
やはり、自分も行きたかったのに行けなくなるとか、キャンセル手続きがたいへんだとか、そんな自分の都合ばかりを口にしていないでしょうか。
だから、都合対都合でラチがあかないのです。

■都合で説かない

お互い都合を主張して、角突き合わせているうちはダメです。
ここは、人間の言葉で説かずに、理で説くべきだと分かりました。
理で説くとは、これから出掛けるところが、どんなに楽しくて、相手がどんな素晴らしい体験ができるかを丁寧に伝えることです。
人間は、無理強いでは動かない。しかし、心から納得したら動きます。
だから、私が自分の都合を口にしても、正直相手に響かないのです。
「そりゃ、大変だろうけど、それはあなたのことであって、僕には関係ないからね。」
こちらからすれば、こんなに大変なんだから、少しは汲み取って協力してよ、と言いたいんですが、所詮は他人の都合ですから。

■誰も人の為には生きていない

それは、自分に引き換えてもよく分かります。
もし、「今月の売上がないから何とか助けて下さい」と言う営業マンが来たらどうするか。情にほだされて買ってやるか。
まず、ありませんね。
何故なら、そうでもしなければ売れない製品なんて、きっと買ったら後悔します。
要は、自分にとって損か得か、本来人間はそこにしか興味を持たないのです。取り敢えず人の都合は関係ありません。
そこに無理に情をほだすようなことを言っても通じないのは当然。
さらに、延々と自社の製品の自慢をするのもNG。自分の都合で、美点を並べているとしか受け取られないでしょう。
それよりは、相手の立場で、これがどう人生を変えてくれるのかを伝えれば心が動きます。

■理を通す

人間の言葉、つまり自分の都合は伝わりません。
伝えるには、理を通さねばなりません。
それは、客観的に相手も得心がいき、我がことと受け止められることです。
なぜ、自分がこれを勧めるのか、そして、それは相手にどのような意味を持つのか。
この勧めに応じたら、相手にはどんなメリットがあるのか。
それを私見を交えずに伝えていく。
そうして、初めて相手も納得して動き出すことができます。
コミュニケーションは、要求であり、期待であると言われます。コミュニケーションを通じて、相手に実際の行動を要求し、あるいは期待をする。
つまり、行動に結びつかない会話は、コミュニケーションの用をなしていないと言えましょう。
相手に行動を促すために、私たちは自分の都合で喋ってはならない。
よく心に留めておきたいことです。