今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

頭の中のスケールを縮める

(写真:ビーチの夢)

■1週間後と言われたら

「お願いしたい内容は以上です。」
「わかりました。それで、期日はいつでしょうか?」
「希望としては、1週間ほどでお願いしたいと思います。」
「1週間後ですね。分かりました。」
そんな会話をよくします。
さて、1週間は長いか、短いか。
もちろん、仕事の難易度や分量によって感じ方は変わります。
でも、すんなりと1週間を受け入れたと言うことは、正味1日、2日の仕事なのでしょう。
これだけあれば、今の仕事にキリをつけてからでも十分間に合うと、頭の中で計算ができたわけです。

■なぜ仕事の精度が上がらないか

かくして、また机に戻り、一つ一つ仕掛かっている仕事を片付けていきます。
しかし、長いように思えた1週間もあっと言う間に過ぎ、気がつけば頼まれた仕事の期限はもう明日です。そして、時間がないから、今日は無理をしてでも1日空けて、頼まれた仕事を片付けようと思います。
もちろん、それは仕事に対する時間の見積がある程度できている場合の話です。
例えば、調査とか、聞き取りとか、仕事内容が漠然としていて、その場で組み立てられないこともあります。しかも、やり慣れない仕事は気持ちに「面倒臭い」が出てしまうので、ついつい手近な仕事から手をつけがちです。
そして、やる仕事がなくなり、いよいよ仕方なく苦手な仕事に取り組むのですが、やり始めて大抵気がつくのは、「この仕事、一筋縄でいかないぞ」と言う現実。
おそらく相手が望んでいる精度を満たそうと思えば、もっと何日もかかるはずだし、でも期日は明日だし。
それで切羽詰まって、取り敢えずフォーマットだけは立派に仕上げます。
一見、しっかり仕事した感はありますが、そこには何の生の情報が入っていないので、提出された方は、「1週間何をしていたの?」とガッカリでしょう。

■頭の中のスケールを縮める

つまり、仕事の内容が見えていなくて、手を付けづらい仕事ほど要注意なのです。
それは、この「1週間」と言う期日を、苦手な仕事に取り掛かる時期を遅らせられる期間と、勝手に脳内変換しているからです。
この場合、むしろ慎重になって、ずらせることは後回しにしてでも、早急に時間の見積をすべきでしょう。
そして、思ったより時間がかかると思えば、他の仕事を調整するか、あるいは早い時期ならば先方に期日の延長をお願いできます。
人間は誰しも、頭の中に時間のスケールを持っています。例えば、1週間と聞いて長いと感じる人、短いと感じる人。
長いと感じる人は、のんきな人か、あるいは仕事の見積が正確にできていない人でしょう。短いと感じる人は、その仕事にかかる時間を正しく掴んでいる人です。
私などは、イメージをつかめない仕事は、頭のスケールを長く取る癖があります。
特に、明確な期日が設定されていないと、どうしても後回しにする傾向が出ます。
しかし、期日が設定されていなくても、それが非常に重要と言うことは存在します。放っておいたら、1年後、2年後、あるいは5年後に確実に影響がでるようなことは、意識して早く動かしていく必要があります。
これが「頭の中のスケールを縮める」と言うことです。

■人生のキャパを増やす

これは、例えば健康管理が該当します。
健康管理は、取り立て差し迫った問題ではありません。
今日、運動不足だとか、悪いものを食べたからと言って、すぐに寝たきりになると言うものではありません。
しかし、60過ぎて、体調を崩してベッドで過ごしている人が多いですよね。
つまり、今の生き方が10年後、20年後の健康を左右するのですから、健康管理とは、今現在の問題と言うことができます。
そして、頭の中のスケールを縮めて早く手をつけた人は、それだけ健康寿命を延ばすことができます。それは、人生の有意義な時間をずっと増やすと言うことです。
何事も、この習いでしょう。
すぐに影響が出ないことに腰を下ろして、大切な問題を先送りにした人は、本来手に入るものを失い、頭の中のスケールを縮めて、手をつけた人は、大事なものを手に入れます。
そして、人生に余裕が生まれ、キャパを増やすのです。
なんて、かっこよく書きながら、一番反省しているのは自分自身ですから、今からでも少しずつ生き方を変えていきたいですね。