今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

成功していない人は、成功していない人の話に共感する

(写真:夕陽に向かって駆け出す雲たち)

昔の投稿を読み返してみると、一度は止めた「デスマス」の方が読みやすいことに気がつきました。そのため、しばらくまた「デスマス」に戻したいと思います。

■努力していない人の話

『成功していない人は、成功していない人の話に共感する。』
成功していない人、つまり一生懸命動いて汗をかいていない人。そして、成功するまで、繰り返しチャレンジをしていない人。
成功とは、人以上の結果を手に入れることだから、つまるところ人と同じことをしていては得られないものです。
成功した人は、人とは違う結果が欲しいので、人がしないタネ蒔きをします。
松下幸之助氏曰く、
「成功する秘訣、それは成功するまで止めないことだ。」
そりゃ、成功するまで続ければ、成功もするまでだろうよ。理屈ではそう分かります。
100個に一つ、特別な商品が入っている福袋があって、一つ、二つ買ってみて、「やっぱり、上手い話はないね。」と言っているのが私たち。
そのスペシャルな商品を手に入れるまで、本当に100個買ってしまうのが、成功者。
なかなか、分かっていてもそんなタネ蒔きはできるものではありません。
だから、成功していない人とは、周りにいて、私たちとドングリの背比べをしている人たちのことです。

■許されるから共感しやすい

成功していない人。つまり、私のこと。
口をついて出るのは、自慢の愚痴。
「頑張ったんだけど、なかなかそうそう上手く行かないもんだよ。」
でも、恥ずかしながら、頑張りは頑張りでも、中途半端な頑張り自慢。成功するまでやらずに、途中投げ出した体験談ばかり。
しかし、不思議なもので、そんな話でも聞いてくれる人がいます。
反面教師として、勉強になるから?
それもあるでしょうが、自分を肯定して貰えるから寄ってくるのかも。
だとしたら、余り有難いことではありませんし、そんな人たちの盟主に祭り上げられていたら不幸です。
それは、お互い傷の舐め合いをして、大切な時間を浪費しているからです。
成功をしたければ、人のしない努力に向かって、一歩自分の殻を破らねばなりません。そうしないと、今日も明日も、明後日も同じ日ばかりが繰り返します。
そして、それは果たしてわたしたちが望んでいる生き方なのでしょうか。

■努力している人の話

反対に成功している人の話。
成功している社長の「共通点」について聞いたことがあります。それは、どの社長も「しつこい」のだそうです。
「しつこい」は少々外聞が悪いので、非常なこだわりを持っておられる、あるいは、これでもう大丈夫と言うレベルが物凄く高い、と言い換えたら良いでしょうか。
とにかく、事業プランでも、パッケージデザインでも、納得するまで何十時間、いや何百時間でも検討をするそうです。
確かに、わたしたちもそこまでやれば、及ばぬまでも相当クオリティの高い仕事ができそうです。ただ、やらないだけで。
つまり、成功している人は、「あれだけやれば、誰でもうまく行く」と言われるまで、努力する人なのです。
要は、やるか、やらないかですが、なかなか、そこまでができない。ある程度で自己満足したり、上手くいかないとそこで放り出してしまう。
だから、成功者の才は、才は才でも、努力ができる天才なのではないでしょうか。

■不安にかられ、追い立てられる

成功している人の話を聞いても、上手く行く秘訣とか、成功のコツを伝授して貰えるわけではありません。
私たちが気を抜いて、他ごとをしている間も、いつも研究、工夫をしている。そんな努力をしている話なわけですから、聞いているとだんだん辛くなってきます。
そうです。
成功者の話は聞いていると、自分が恥ずかしくなって、不安になるのです。
ですから、あまり聞きたくはない。
自分は自分なりで精一杯、それで満足していられたら良いのです。そして、上手くいかないことはやはり口惜しいのですが、周りのせいにしていればプライドが傷つかなくて済みます。
しかし、それだけです。
人の成功を羨んでいるだけで、そこに向かっての労を惜しんで、身体は楽だったかもしれないけれど、何の達成感もないままで終わって良いのでしょうか。
だから、せめて努力して成功している人の話でも聞いて、多少なりとも不安にかられて、走り出すことも必要ではないでしょうか。