今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

今を大切に

(写真:すすき萌ゆ)

■一番確かな時間

一番確かなものは何だろう。
それは、今自分がここにいると言うこと。
そして、自分を囲んでいるものたち。
もちろん、夢を見ているかも知れないから、次の瞬間消え去る可能性だってある。
だが少なくとも、人間にとって、この瞬間、今自分がここにいることほど確かなことはない。

■過去を悔いても仕方ない

過去も、自分の中には体験として記憶されている。その意味では、間違いのないものかも知れない。
しかし、過去にどんなに栄光を経験しても、それは思い出にしかならない。
人生にとって一番大切なものは「思い出」だと言う人がいる。反対に、「人生にとって一番残酷なことは、若い時のことを覚えていることだ」と言う人も知っている。
眩し過ぎる過去は、却って今の自分を惨めに感じさせるかも知れない。病床に縛り付けられて、例えば元気な時にいろんなところを旅行した写真を眺める。しかし、それは今の自分を喜ばせてくれるのだろうか。

■未来は知られず

人間は過去でなく、現在、そして未来に向かって生きる動物である。
もっと言えば、今が幸せかどうかより、未来が幸せかどうかの方が重い。
子供にとって金曜日の夕方と、日曜日の夕方ではどちらが気が軽いだろう。思う存分遊べたはずの日曜日であっても、明日から学校と思うから気が重い。反対に今日も学校に行って疲れたはずが、明日から2日間休みになると思えば、嬉しい金曜日になる。
このようにやがて来る未来は、今の幸せに影響を及ぼす。しかし、未来は未体験の時間であり、不確かなものである。実際、明日の幸せな計画を練っていても、思わぬアクシデントで台無しになる。

■未来を作るのは今

とは言え、大切な未来が不安なままでは、今が安心して生きられない。
貯金や保険があるから、それを未来の保証にして安心して生きて行ける。反対に財布に千円しかなければ、今日のお腹は満たせても、未来を考えると暗澹たる気持ちになる。
その大切な未来を作るのは今である。
未来は現在の延長。
今、不勉強や怠惰で、明るい未来や、優秀な将来の自分を期待しても所詮がない。今と不連続な未来は起こらない。
「於因説果」と言う事が言われる。
原因から結果を説くと言うこと。
現在は過去の集積である。だから、今起きていることは、過去の自分の種まきが原因。過去に戻って自分の種まきを変えられない以上は、今起きていることを嘆いても所詮がない。
金持ちでない。結婚相手に恵まれない。地位が低い。頭が良くない。
残念なことを数えあげても、今の状態を変えることはできないし、下の人を眺めて自分を納得させるのがせいぜいである。
だが、未来なら変えられる。
もちろん、夢想しているだけで無条件に素晴らしい未来は起こらない。
現在が過去の集積であるように、未来も現在の種まきが作る。だから、今の種まき(原因)を見れば、未来の結果が分かる。
今、結果が出ている、出ていないより、今どんな種まき(原因)をしているかが大切。
今、お金もちや、女性にもてはやされているより、今どんな人間を目指して努力しているかが大事。
原因を見れば未来の結果が分かるから、於因説果、原因を見て結果を説くなのだ。
今の自分は問題でない。大切なのは、今どう努力できているかだ。
大切な未来、しかし不確実な未来。
それを作るのは、確実な今。
だから、未来は今に収まる。
今を大切にしたい。