今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

モンスターは小さいうちに

(写真:空軍)

■アイアム モンスター

人は誰でも、心にモンスターを飼っている。
欲しい、欲しいと言う欲望のモンスター。
欲望を妨げるものには、怒りのモンスターが出現する。
また、相手の力が強くて、直接怒りの矛先が向けられない時は、恨みつらみのモンスターとなる。
自分でも、嫌だ、怖いと思う。
こんな心がなければ良いのにと思う。
しかし、モンスターは自分の心に住み着いているし、退去を願っても「はい、そうですか」と出て行ってはくれない。
結局、困った隣人として、うまく付き合ってゆくしかない。
モンスターも小さい内なら、なんとか宥めて無事に過ごすことができる。

■モンスターの暴走

怖いのは、このモンスターが時に暴走する。
欲望のモンスター、欲しい欲しいの気持ちが暴走すると、新聞を賑わせているいろいろな事件となる。
お金が欲しい。
これが高じて、我が子に毒を飲ませて殺害し、保険金を受け取る母親までも現れた。
しかし、不可解である。子供をそこまで育てるのにかかった金銭的、時間的コストは、そんな数千万では元が取れないだろうに。ましてや自分の腹を痛めた子供である。もし、ばれなくても、後の人生たった一人で過ごさなくてはならない。
そんな理屈さえまともに通じなくなるほど、欲望のモンスターは、凶暴かつ残忍である。
ギャンブルに狂い人生を台無しにするのも、振られた恋人を追い回し、果てはストーカー殺人に走らせるのも、金銭欲であったり、色欲のモンスターの暴走である。
怒りのモンスターも恐ろしい。
昨年、自衛隊幹部が、家に火をつけて家族を焼き殺す事件があった。出がけに見送りの言葉がなかったことに腹を立て、怒りが点火したのだ。点火ならまだしも、火薬庫に飛び火した。そして、自分の家に火を放った。
家族を殺すつもりなどなくても、自分の家に放火すれば、社会信用も、経済的にも大打撃を受けるだろう。
しかし、怒りのモンスターが暴れると、そんなことさえ焼き払って、手がつけられなくなる。

■モンスターは小さいうちに

恨みつらみも恐ろしい。
よく通り魔の大量殺人が報道される。
また、海外では銃の乱射事件が頻繁である。
なぜ、そんなことをするのか。
大抵、犯人が口にするのは、「こんな人生やめたかった」「大量に人を殺せば死刑にして貰えると思った」
所謂、自殺願望である。
そんなに生きづらい人生だったのか。
彼らの出自を見ると、ごく普通の家庭の、ごく普通の子供であることが多い。そんな犯罪に関わるような環境ではない。
だがそれ故に、普通か、もう少し良い人生が普通に送れると期待していたのだろう。
しかし、どこかで躓きがあった。期待していた人生とどんどんかけ離れてゆく。
自分が悪い、そう責める人もいる。しかし、世の中や家族に矛先を向ける人間もいる。そうして、長い間鬱積させた負の感情は、何かをキッカケに誘爆を起こす。
恨みつらみのモンスター、決して他人事でない。一歩間違えて、人生に修正が効かなくなると、モンスターの成長に歯止めがかからなくなる。
大切なのは、モンスターは小さい内に倒すことだ。

■モンスターを倒す銀の玉とは

オオカミ男や吸血鬼のようなモンスターを倒すのに、小説や映画では銀の玉が使われる。
銀を鋳造して玉の形にし、拳銃にこめて打ち出すのだ。
我々の心のモンスターを倒すための銀の弾丸は何だろうか。
たとえ、凶行に及ばなくても、中程度に育ったモンスターは厄介である。
心の多くのスペースを独占するようになるから、人生の大切な時間も、心のエネルギーも大量に消費する。
特に、育ちやすいのが、恨みつらみのモンスター。誰でも、面白くない人間の一人や二人はいるのでなかろうか。
それがつまらん人間ならまだ良い。品行方正、人間的にも立派だと、自分のダメさをごまかしたり、相手のアラを探すのに無駄な時間を浪費する。
だから、そこまで育つ前に手を打つことが肝心である。
では、モンスターを大きく育てないためには、どうするか。
それは、やはりモノサシを持つことだと思う。
モノサシとは、自分の心の外にある。
それは、信頼できる人の意見だったり、偉人聖人の名言だったり。
そして、いざ、モンスターが動き始めた時に、すかさずモノサシに当ててみる。
果たして自分の心は、モノサシ通りか、ズレているか。ズレていたら、そこには少し育ったモンスターが隠れている。
自分のようなものは、おそらくモンスターもより、お粗末で凶暴なのだと思う。
だから、押さえつけるのに人以上に力がいる。
それ故、このお目汚しの投稿は、自分にとってのモノサシの確認の場であり、モンスターを倒す銀の玉なのだ。
自分は、このモノサシ通りどころか、真逆の人間である。だからこそ、より一層モノサシを意識する必要がある。