今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

まず、自身を燃やせ、しからば他を焼かん

(写真:和庭園の樹蔭 その2)

■思うに任せぬ世の中

子供の頃イベントが近づくと、それに比例して期待も高まり、ワクワクが止まらなかった。
しかし、大抵その期待は裏切られていた。
来られるはずの友達は急に来られなくなったり、雨が降ってイベント自体が中止になったり。
だから、子供ながらに学習した。
人生はままならぬ。
100パーセント期待をすると裏切られた傷は深くなる。ならば、最初から70パーセント程度の期待に止めておこう。
そうすれば、裏切られた時の傷も浅くて済む。

人生、なんでも思うようになれば、それは楽しいだろう。しかし、期待通りスッキリいく方が稀。
子供なら思いが通らなければ、泣きわめくこともできようが、それが許されない大人の身は、思うに任せぬ世の中と上手く折り合いをつけていくしかない。

■変えられるものと、変えられないもの

しかし、思うに任せぬ世の中とは言いながら、自分の思い通りに変えられるものも存在する。
よく言われるのは、こんな言葉。
「人は変えられないけど、自分は変えられる。過去は変えられないけど、未来は変えられる。」
よく考えれば当たり前のことだが、いつも聞くたびに間違いを正される。
自分が努力せずして人が良くしてくれるのを待つ。まるで、自分が顧客に電話をするのを怠って、「注文の電話がかかって来ないから売上が上がらない」と言い訳している営業マンのようである。
人が変わるのを待っているより、まず今できることをする。すなわち、自分が変わることである。

■会社員の場合

自分は会社員である。
会社員は、新入社員で入社すれば、まず会社から作業が割り当てられる。
会社とは、労働を売ってその対価を受け取る場所と言える。つまり、雇われておくためには、その分何らかの貢献をしなければならない。稼働しない社員を置いていること自体、会社にとって損失なので、右も左も分からない社員にも必ず何らかの作業をしてもらう。
だが、そこで勘違いしそうになるのは、会社とは無条件に作業が割り当てられる場所と思ってしまうことだ。
もちろん、それぞれ立場があって、やるべきことは決まっている。
だが、それもそれで、一定の作業は皆んなでやり尽くしたら無くなってしまう。それが無くならないのは、一方で誰かが常に作業を作り出しているからだ。
通常、営業が受注と言う形で作業を作り出し、技術が開発と言う形で作業を消費する。
だから、作業を作り出す役割と、作業を消費する役割が分かれているように見えるが、その営業にしても、コト、モノ、仕組みが揃って初めて仕事ができる。
つまり、営業行為と言う作業を作り出す立場が別途必要である。
それが、できないと会社に作業は循環しない。
皆んなで回らないことに不満を抱くばかりで、何も動かなくなる。

■まず、自らを燃やせ

経営の要素は、ヒト、モノ、カネ。
でも、それらを動かすためには仕組みがいる。
その仕組みづくりが、一番大切であり、また見過ごされ易い。
会社の作業の流れが滞った時、それは明らかに、仕組みが回っていない時である。
しかし、現場にいると、作業を作り出さない営業を責めたり、陳腐化したコト、モノをずっと押し付ける技術を責めることに終始する。
だが、大切なのは仕組みである。
誰かが苦労して仕組みづくりをしなければならない。
仕組み、時にマーケットとも表現される。
ただ、マーケットだけでは、そこから作業を生み出すことはできない。
池があっても、釣竿も罠もなければ、そこから魚が獲れないようなものである。
では、仕組みを作るのは誰か。
すぐに動けるのは、他でもない。自分自身である。
70パーセントしか期待しない代わりに、失望もしない。そう言う生き方もある。
しかし、100パーセントを得られるように自ら動かす生き方もある。
成るべくして成るように、準備をする。
最初は下手くそでも、慣れたら良い。
人にばかり期待しない。
期待していたら、その間時間は過ぎてゆく。
まず、自らが燃える。
されば、他を焼く。
まずは、自分。
下手くそでも、苦労しても、できることを積み重ねて、自分の人生は自分で開きたい。