今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

癇癪も良し悪し

(写真:夏草にトンボ)

■癇癪持ち

うるさ型。
コワモテ。
ご意見番。
癇癪持ち。

職場には、必ず一人はいるタイプ。
おそらく仕事に真剣なんだろうと思う。
でも、少し自意識過剰かも。

うるさいことを言えば、周りから敬遠され、嫌われるのは分かっているはず。
それなのに、口をついて出る。
「おい、君。もうちょっと、なんとかならんのか!」

間違っていることは言っていない。
それは、みんなも分かっている。
しかし、側に来ると緊張する。
ああ、たまには、風邪引いて休んでくれないかな。
少しは平和な職場になるのに。

■物分かりの良い人ばかりでは、世の中が回らぬ

物分かりがよくて、包容力のある人は、みんな好き。大好き。
多少のやり損ないなら見逃してくれるから、みんな伸び伸びできる。

反対に、いつ指摘を飛ばすか分からない人の近くにいると、ハゼ栗を入れた焚き火に当たるようで、ヒヤヒヤ気が抜けない。
勢い、その人にばかり気を使って、本来の仕事が手につかない。
一体、誰のため、何のために働いているか、分からなくなる。
「ああ、あの人さえいなければ、もっと生産性が上がるのに」と、いつの間にやら、諸悪の根源に祭り上げている。

でも、その人がいなければ、どうなる?
安易に流されるのが、人の常。
それは、今まで痛いほど身にしみている。
最初、少し緩めると、ちょっと息継ぎが楽になって、大いに士気も上がる。
もっとも、この段階では、あまり緩めすぎると悪弊の方が多いことは理解できている。
気をつけようとも思う。
だけど、いつの間にか、少しづつ緩みが高じてくる。
これはいかん、とは一時思うけれど、人間恐ろしいもので、その危険な状態にもいつの間にか慣れて、当たり前になってしまう。
そして、もともとはできていたはずの規律ある状態に復帰するのが、とても苦痛になる。
かくして、いかんいかんと思いながらも、規律は緩く緩くなっていく。
緩くなるたびに意識も低下して、当たり前の基準がすっかりおかしくなる。
気がつけば、大きな問題を抱えこんで、にっちもさっちも行かなくなる。

だから、そうなる前にうるさ型が、少々キツイくらいで締めてくれると安心。
そもそも、上司がいない方が仕事は早く進むし、その分コストも削減できる。
でも、上司が絶えてなくならないのは、仕事の遅延以上に、規律の緩みが恐ろしいからなんだ。

■腹が立つのも、優れている証拠

自分は、どちらかと言うと、もの分かりの良い人間を演じるほうである。
第一、キチッと締めるのは、息苦しくて性分に合わない。
しかし、一旦プロジェクトに関わると、とたんうるさ型に豹変する。
多分、人間が小さいんだろう。
自分なりに辻褄が合っていないと、どうしても納得できない。

もちろん、自分は感覚の良い方ではないから、むしろ突き上げられて、怒られる方が多いけど、反省しても、反省しても、自分の要求を通そうとする。
さぞやメンバーは迷惑しているだろう。
勢い、癇癪をぶつけあって、疲れること極まりない。
自分が我慢して済むことなら我慢すれば良い。しかし、お客さんに我慢させることは、絶対に許せない。

自分が、理不尽を言っていても、反発があると正直腹が立つ。腹が立って立ってしょうがない。
反省しながらも腹が立つ。
だけど、ほかのみんなは、仲間同士仲良くやっているのに、オレは強調性がないダメな奴だなあ。
でも、後から打ち上げで言われることがある。
「お前は頑固で、どうしようもない奴だけど、悔しいけど、今度だけはお前の言ったことが正しかったよ。」
良かった。
それでこそ、頑固を通した甲斐があった。

自分の方が良く見えていたから、腹が立つこともある。
癇癪持ちも良し悪しである。
いつも、物分かりがいい自分でなくてもいいんだな。
勇気が貰える。