今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

パートナーシップ

(写真:名古屋市科学館 その2)

■風雲龍虎

風は虎を走らせ、雲は龍を飛ばせる。
どんなに優秀な人も、それを助ける環境やスタッフがいて、初めて才能を発揮できると言うこと。

役付きでないのに、たいへんな知識とスキルを持った人と出会うことがある。
どうして、こんなに優秀なのに、一般社員に甘んじているのか不思議でならないが、とかく上に行くと考えることが増えるから、あえて今のポジションを保っているのかも知れない。
あるいは、周りにその人を走らせてくれる風も、飛ばせてくれる雲もなかったためなのか。

確かに、オペレーション(ミッションの遂行)は非常に優秀だが、そのミッション自身を構築することが苦手な人は存在する。
自分でミッションを構築できず、またミッションを構築できる人材にも恵まれなければ、いくら優秀で周りを感心させていても、力を発揮できないから結局は埋もれる。

ミッションを構築する役回りと、優秀なオペレーター、二つ揃えばイノベーションが起きるのに、なかなか世の中うまくいかない。

■主役はあなた

自分は、オペレーター向きか、あるいは、ミッションを構築する立場か。
正直言えば、オペレーター向きだと思う。
技術職は、たいていオペレータータイプが多いが、ミッション、つまり受注や企画を生み出す立場が、同じ目線で新技術や専門分野に目を開いていなければ、オペレーターの才能が埋もれる。
以前、ある会社で非常に優秀な旋盤工がいて、社内で誰も真似ができなかった。
しかし、優秀過ぎるが故に自分の技量を持て余し、拳銃を自作して、ついには警察に逮捕されてしまった。
もし、彼が自分の技量を如何なく発揮できる環境があれば、決して身を誤らなかったろうに、と残念である。

自分もオペレーターとして、自分を定義している間は、そのようなモヤモヤに苛まれていた。
しかし、営業、企画を経験する中で、ミッションは待っているだけでは決して出てこないことを理解した。
誰かが、虎を走らせ、龍を飛ばせる風や雲にならなければならない。

そして、それは気がついた人間の仕事である。
虎や龍は自分以外のスタッフで良い。
主役はあなた、で構わない。

■良き伴走者たれ

雲を起こす、風を吹かせる。
誰かにそれを期待しているうちは、何も起きはしない。
自分でやる。
そして、虎を龍をそこに乗せる。
もちろん、主役は虎や龍。
自分は裏方であり、女房役。
自分を殺す。
人が評価されるのを、自分の喜びとする。
ただ、良き伴走者として、主役であるオペレーターをサポートする。

雲を起こし、風を起こせば、大きな部分での責任が発生する。
時に、厳しく追及されることもある。
しかし、そこにから逃げたら、誰も何も変わらない。
だから、あえてそこをする。

それは、今まで、散々走らせ、飛ばして貰った恩返しでもある。