今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

傾聴5秒間

(写真:名古屋市科学館 その1)

■傾聴5秒間

1、2、3、4、5。
傾聴5秒間。
5秒間だけは、自分の話をやめて相手の話に耳を傾ける。

1、2、3、4、5。
心の中でカウンターを動かす。
ついつい、しゃべりたくなったり、他ごとを考えたくなっても、相手が話をしているときは、5秒間相手の話に耳を傾ける。
聞いているフリではいけない。
目は心の窓、聞いているか、いないか相手にはちゃんと伝わっているから。

だから、相手がしゃべり始めたらカウンターを動かす。
5秒間傾聴する。

■傾聴の目的

傾聴5秒間。
これは相手が、「この人、きちんと自分の話を聞いてくれている」と認識できる間合いのようなもの。
そうすると、「自分の話がちゃんと届いている」と安心できるし、嬉しくもなる。

自分自身思い返してみても、話を真剣に聞いてくれる相手には、ついついいらないことまで話してしまう。(もちろん、それで手痛い目にも合うわけだけど。)
反対に言えば、聞き手が聞き出したいのは、当たり障りのない会話の、さらに奥の本音のトーク。
それを聞くために会話している。
当たり障りのない話なら、インターネットで検索できる。

世の中こぞって、「話上手は、聞き上手」とアドバイスをする。
話をするのは、自分が聞きたい一言を聞くためだから。
「それなら、こんな情報もありますよ」とか、
「そういうことなら協力しますよ」とか。
その一言のための傾聴。
だけど、どうなったのが傾聴か、今まで基準がなかった。
でも「相手が話を始めたら5秒間傾聴する」と言われれば分かりやすい。
常に心に5秒間のカウンターを持っておく。

■コミュニケーションの成功

コミュニケーションは、要望であり、期待であると言われる。
真のコミュニケーションとは、その先に相手の行動を促すものである。

愚痴や繰り言で、自分の気は晴れるかも知れないが、そこから先の相手の行動は期待できない。
例えば、奥さんや後輩にクドクドと文句を言った後、「それで結局、私にどうして貰いたいんですか?」と突っ込まれて、言葉に窮したことはないだろうか。
自分の言いたいことだけ言って、後は良いように解釈しろと手前勝手に思っている。これでは、コミュニケーションは成立しない。
相手を動かすには、まずどうして貰いたいか、意図を明確にする必要がある。それがゴール。
ただ、そのゴールまで一直線には行けないから、相手の状況やキャパを見て言い方を変える等の調整が必要。

つまり、良いコミュニケーションのメッセージはシンプルだし、さらに相手とのキャッチボールがきちんと行われている。
自分の言いたいことばかりをまくしたてるのでなく、きちんとこちらの話を聞いてくれる、そんな人の言葉には物凄く重みがある。人を動かす力がある。
その第一ステップが、傾聴5秒間。
心がけたい。