今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

ロクデナシ

(写真:いやしの街角 その2)

《俺はロクデナシ》

ロクデナシ。
それは皆んなの自分に対する評価。

できれば、賢くて、しっかりしていて、頼りになって、品行も方正で、努力家と思われたいけど、どれも自分の実態とは違うし、それに、この年になると、どうでも良くもなる。
気張って自分を飾るエネルギーもないし、またポジションでもない。
偉くならなかったのが、かえって役得にすら思える。
まあ、ロクデナシだから当然だけど。

ならば、人生でせっかく手に入れた、このロクデナシのポジションを有効活用しなければ勿体ないと言うもの。

《ロクデナシの功罪》

みんな、ロクデナシと言われることを恐れて生きている。
「ロクデナシ!」と決めつけられると、ムキになるし、へこみもする。
でも、平然とロクデナシを受け入れてしまうと、結構強い。
そう言えば、こっちのホームレスは、お金持ちが趣味でしている人が多いと聞いたことがあるな。
名誉とか、信頼とか失うものも多いけど、自由とか、虚飾を振るい落とされた素直な人生とか、手に入れるものも多いんじゃないかな。

自分は、ホームレスじゃないけど、やっぱり周りからロクデナシと思われている。
期待もされないけど、その分、結構自由。
たまに、良いことを言ったり、やったりすると異常に感動して貰えたりもする。

仲間には入れて貰えないけど、それに慣れてしまうと、拘束されないのが結構いい。好きなことだけして生きられるのは、とてもいい。

でも困るのは、本当に誰かに助けて貰いたい時。
日頃が日頃だから、みんなに頼みづらいなあ。それでも、たまに奇特な人もいて、こんなロクデナシでも助けてくれるから、なんとか生きて行ける。

《できる奴はロクデナシ》

でも、考えてみれば、昔から偉い人にはロクデナシが多いよね。

坂本龍馬は、幕末の志士たちと維新の活動がしたくて、脱藩してるし。そんな身勝手をするもんだから、乙女姉さんが責任を感じて自害しちゃった。家族にとっては、本当にロクデナシ。

豊臣秀吉は、いつか城持ち大名になるぞ、って言いながら、家を飛び出して諸国をフラフラしていた。
本当に関白になったからいいけど、あれでどっかの戦に巻き込まれておっ死んだら、ホントおっかさんからすれば馬鹿息子。

対する徳川家康は、今川から自由になったのと、織田と一緒に朝倉をやっつけて気が大きくなっちゃって、こともあろうに天下最強の武田信玄とまともにやりあった。
三方ヶ原でいいようにされて、家臣どころか、自分まで殺されるところだったんだから。
ホント、家臣からすれば、いい迷惑。

そう思うと、結構偉くなった人にロクデナシ多いよね。
ただ、勝てば官軍で、結局勝ち組だったから、周りから奇行に見えることが、後世大英断とか評される訳だけれど。
むしろ、ロクデナシじゃなかったら、ホントの仕事はできないかも。
なんて、考えたりもする。

ならば、このロクデナシの自分も、少しは「ロクデナシ」の有効活用を考えなきゃね。