今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

自己評価

(写真:大輪)

《人生を謳歌する人》

小学校から打ち込んだスポーツで、高校では国体出場。部活引退後は、受験を頑張って、見事東大合格。
そんな人を知っています。

スポーツで国体に出場するだけでも凄いのに、勉強でも東大とは、天は二物を与えずとは言いますが、こんな二物も三物も与えられている人もいるのだなあと、つくづく感心してしまいます。

また功なり名を遂げた人の中には、趣味でも玄人はだしの人が多いように思います。
有名なのは、銀行の頭取まで務めながら、作詞家としても大成した小椋佳さん。やはり一事に優秀な人は、私らとは基本性能が違うのでしょうか。

人生の早い時期にそれなりの結果を残す人は、後の人生でも大きな結果を残す傾向があります。
それは、生まれもって才能に恵まれ、優秀と言うこともありますが、それ以上に、子供のうちに「やれば出来るんだ」と自信を付けたことが大きいようです。

《本当の財産》

「やればできる」
それは、一言で言えば『自己肯定感』ということになります。
例えば、小学生から始めたマラソンで、最初は親に言われて嫌々だったとしても、ある時、県大会で優秀な成績を残すことができたとします。
「自分もやれば出来るんだ。」
この小学生には、これがたいへんな自信になるでしょう。
そして、この後の中学、高校での部活、大学受験、社会に出てからのプロジェクト等、難しいと思えることがあっても、努力すれば必ず先に光があると分かっているので、常にそこに高い目標を設定して、勇気を持って挑戦することができます。苦しくて、厳しくても、過去乗り越えてきた自信が大きく後押しをしてくれるのです。

考えてみれば、私たちは成りたい自分や、まして成り方までも、よく承知している癖をして、一歩踏み出せない為に、多くのチャンスを棒に振っています。強い自己肯定感は、これを乗り越えさせてくれるので、スポーツでも、勉学でも、仕事でも、果ては趣味でも、常に挑戦して高い成果が残せるのだと思います。
ですから、子供には、どんなことでも良いから、強い自己肯定感を体験させたいと願っています。

《譲れる人、許せる人、比べない人》

しかし、この自己肯定感は、高じると、自信家やナルシスト、また自己愛に陥るのではないかと思われがちです。

そもそも、このような投稿を書いて、臆面もなく人目に晒していること自体、ナルシズムであり、自己愛なのではないかと恥ずかしくなります。
そもそもクリエイターとは、自分大好きでなければ務まらないのであり、人に比べて自分はなんと稚拙かと反省し始めたら創作は止まります。
私は、クリエイターという大仰な生き物ではありませんが、人前に身を晒すと言う点では、多少なりともナルシズムの素養があるようです。
それは、稚拙だ、バカだ、不勉強だと言われるのを怖がっていたら、何もできないからです。

もっと言えば、この投稿は、自分のビジネスロジックの組み立ての練習の為に書いているのであって、人前に公開しているのは、そうしないと練習をサボるからです。
ある意味、自分の中で目的が明確なので、何人に見て貰おうが、貰うまいが関係ありません。
そして、これが私の自己肯定感だと思っています。

ナルシズムや自己愛と、自己肯定感の違いは、人とは関係なく、自分の中で成立しているか、否かです。
自己肯定感は、自己完結しているから、人と比べて落ち込むこともなければ、人が賞賛されるのを自分は一歩引いて眺めることもできます。また、人の自分に対する言動を許すこともできます。
ある意味、ここまで来れば、究極なので、なかなか体得は難しいとは思いますが、そんな人が幸せな人生を送れるのであって、是非目指したいところです。