今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

ネガティヴ情報こそ必要

(写真:1日の始まり)

《大切なアイディア》

アイディアは机の前に座っていて思いつくものではありません。
私は、いつも起点は現場だと思っています。
現場で不足しているものは何か?
現場で求められているものは何か?
現場のニーズに対して、自分が提供できるものは何か?
自分以外でも提供できる人は誰か?
そして、何かないか?、何か役に立てないか?と言う思いが融合して、アイディアは生まれるものだと思います。

しかし生まれたアイディアは、自分にとってとても大事なので、ついつい甘やかしたくなるものです。

《ネガティヴチェック》

思いついたアイディアには、当初たくさんの穴があります。
競合に勝てないんじゃないか。
販売体制が整わないんじゃないか。
顧客が購入可能な価格帯では、原価の回収ができないんじゃないか。
•••等。

しかし、自分の思いついたアイディアは可愛いくて、そんな穴には目が届いていないことがしばしばです。
恥ずかしながら、私もプレゼンをしたら穴ボコだらけで、散々叩かれて泣かされてばかりきました。

そんな私に、「ネガティヴチェックをしなさい」と勧めてくれる人がいました。
ネガティヴチェックとは、アイディアを企画、製品化、そして販売する各プロセスで、想定されるネガティヴな事象、つまり、障害となる要因を想定できる限り抽出し、その対策を立てておく作業を言います。

また、自分では気づかないネガティヴ情報をユーザーから聞き取ることも大切です。
「この機能を、これくらいの価格で発売しょうと思うのですが、ご利用の意思はありますか?」
言って見れば、顧客になるかならないかをダイレクトに聞く訳です。
しかし、一見分かりやすい調査に思えますが、これがなかなかのクセモノなのです。

《顧客が本当のことを言う時》

「ん?いいんじゃないか。あれば買うかな。」
「値段次第だな。でも、検討してみたいな。」
そのような反応は普通に貰えます。
しかし、自分を振り返ってみれば分かりますが、私たちはインタビュアーに対しては割と良いところを見せようとします。いわゆるリップサービスが好きなのです。
しかし、いざお金を出す段になったら、前言はどこへやら、渋〜い態度を取ります。
それで、私も随分業者さんをガッカリさせたことがあります。

反対に、厳しいネガティヴな意見があれば、とても貴重です。
なぜなら、ネガティヴなことは言われたくないし、聞きたくもない。それが分かっていて、敢えてダメ出しをしてくれるのは、自分たちに関心がある証拠です。
あるいは、顧客になる意志があるのかも知れません。

ついつい自分のアイディアの可愛さに目が眩んで、前向き意見だけを聞いて、後ろ向きな意見には耳を塞ぎがちです。のみならず、言い淀んでいる相手を前向きな意見に誘導することまで平気でします。
しかし、そんないいとこ取りした意見に情報価値はあるでしょうか。

自分にとって、大切なアイディアだからこそ、探してでもネガティヴな意見を求め、真摯に耳を傾けることが大切です。そして、ネガティヴな事象にも動じない固いアイディアに育てたいと思います。