今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

ライオン・ハート

(写真:飛行ぐもブルー)

《ライオン・ハート》

もう10年近く前、スマップが「ライオン・ハート」と言う曲を歌っていました。
歌詞の内容は、
・・・
僕にはとても大切な女の子がいて、でもその子にとっては僕はただの都合の良い友達。
いつも、他の男とくっついて傷つく度に、癒やしてもらおうと僕のところに帰ってくる。でも、傷が癒えると、また新しい恋を求めて離れていってしまう。
僕にとって、君はとても大切人だから、与えるだけで、決して求めたりしない。
でも、いつか僕の気持ちに気がついてくれる、そんな日を心待ちにしてるんだ。
そして、主人公は、そんな自分のことをライオン・ハートと歌っています。

そう言えば、当時首相だった小泉さんが、この歌と、自分のライオンヘアーをひっかけて、「小泉は、ライオン・ハート」というキャッチコピーを作っていました。

《ライオンゆえのカッコよさ》

多少、自虐趣味はあるものの、私たち男はこういう侠気を好みます。
「フーテンの寅さん」的と言おうか、「武士は食わねど高楊枝」的といおうか、「好き好き、くれくれ」を我慢して、ジッと相手の幸せを願うストイックさに男のロマンを感じるのでしょう。
ひょっとしたら、草食系男子のフリをしながら、こんな隠れ「ライオン・ハート」がいるかも知れません。

この「ライオン・ハート」とは、どんな意味でしょうか。
ライオンとは百獣の王です。
ジャングルでは、最強の動物なので小事には動じることはなく、いつも堂々としています。そして、本物の危機が迫った時にのみ、その獅子の本性を表して戦います。

歌の中では、好きな女性を守り、与え、そして、許すから、その内面的な強さをライオンと重ね合わせているのでしょう。

《ライオンの強さ、優しさ》

映画「ゴッド・ファーザー」で、まだ若きドン・コルレオーネが街の乱暴者を嗜めるシーンがあります。
終始腰を低くして取りなそうとするコルレオーネを、乱暴者は小馬鹿にしてきます。しかし、彼は「コルレオーネ」の名前を聞いた途端、青菜に塩で大人しくなってしまいました。
それでも、ドン・コルレオーネは決して威丈高になることはなく、ずっと丁寧な物言いを崩しませんでした。

本当の実力者が自分の姿を隠して、腰の低くすると、愚かものは下に見て、小馬鹿にしてきます。
しかし、見ている私たちは、その本当の姿を知っているので、「今に見ていろ、驚くぞ」とワクワク感が募ります。
おそらく、水戸黄門を見ていて胸がすくのも、このような感覚に通じるのでしょう。

真の実力者とは、敢えて人に誇示する必要がありません。
少々迷惑な相手にも、余裕で対応できるものです。また、その余裕故に、弱い相手に細かい気遣いができます。
強さと優しさ、この二つを兼ね備えたのが、ライオン・ハートであり、男なら誰しも憧れる境地です。