今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

批判するは易く、受け入れるは難し

(写真:お気楽人生)

《蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘る》

「ない、ない、それはない!」
私たちは、自分たちの経験がないことや、自分の常識に合わないことは、まず否定をしてかかります。なぜなら、それを受け入れるより、否定する方が楽だからです。

例えば、自分が出せなかった成果をだすことができた相手に対して、素直に賞賛を送ることができるでしょうか。
それを口にすると、自分が浪費してしまった時間を認めることになるし、自分の能力不足と向き合わなくてはなりません。
なので、少し上から目線で「それってどうかなあ。見えていない問題とかあるんじゃないの。」とチクリと意見したりして。
でも、あまりあからさま過ぎると、さすがにみっともないので、意識的に関わらないようにしたり、とか。

「蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘る」と言います。
甲羅とは、私たちの器のこと。器以上のことを求められり、また自発的に手を出すのは正直しんどい。
それでも、自分を奮い立たせて、甲羅以上の穴を掘ろうとすることはありますが、いろいろな問題の調整をしている内に、結局自分の甲羅に合わせて穴を掘っている。

だから、自分の器に合わないものは、否定し、批判したがる。なぜなら、それが一番エネルギーが要らなくて楽だからです。

《受け入れる勇気》

反対に、自分より優れているもの、あるいは異質のものを受け入れるには勇気が必要です。
私たちは、否定や批判で自分の殻を守ろうとしますが、対して新しい価値観を受け入れることは、自分の殻を壊すことになります。

今迄とは違うものを受け入れ、取り込むには、自分も変わらなくてはなりません。それは、とても労力のいることです。だから、受け入れるには、それなりの覚悟が必要です。

例えば、個人的にはスマートフォンがそうでした。
技術を専門にしながら、古い技術者に甘んじていた自分は、スマートフォンタブレットと言うモバイル機器を、否定はしなくても距離を置いていました。
つまり、新しい価値観を嫌って、自分が変わることを面倒がったのです。
しかし、所持していたガラケーが水没。仕方なく、代わりの機種を手に入れるためにショップに行ったところ、スマートフォンの方が費用対効果が高いことを知りました。

それから、スマートフォンとはしばらく格闘することになります。
スマートフォンは、同じ携帯とは言えどガラケーとは全く別物ですからね。
しかし、その甲斐あって、今はすっかりジャンキーです。もちろん、悪いことばかりではなく、モバイルを使った商談を抵抗なくできるのは有難いことです。

《成長エンジン》

「愚者は何者からも学ばず
賢者は何者からも学ぶ」

愚者と賢者の違いは、異質を受け入れる勇気を持っているか、いないかです。

私の近しい人も、どちらかと言えば、異質には否定的な人で、昔はそれを、とてもストレスに感じていました。
しかし、その人は長い間の功績を認められて、広い世界に飛び出していきました。すると、最初はいきなり変わった世界観に大騒ぎで対応していましたが、時間と共にいろんな価値観を受け入れられるように変わっていきました。そして、人間的に大きくなったなあ、と感心をしています。
もっとも、そのように素直に人に賛辞を送っている分、少しは私も成長しているかも知れません。

私はよく人から、アウトプットに忙しくて、インプットが弱いと注意を受けます。
確かに、インプットが弱いので、異なる価値観への許容力がなく、何者からも学ばぬ愚者に甘んじています。
そして、周りと比べた時、成長を怠った矮小な自分が感じられ、へこむことひとかたではありません。

自分の異質への許容力の弱さを反省して、インプットが正しくできるよう、また人の凄さを素直に認められるように自分を変えたいと思います。
おそらく、それが今の自分にとって、もっとも大切な成長エンジンであると思う故です。