今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

終始一貫

(写真:バンビーノ)

《エリカ様の悲劇》

沢尻エリカさん、今非常に勢いのある女優さんです。
でも、しばらく名前を聞かなかった時期があります。
それは、2007年から2010年の間で、実際2009年には事務所との契約を切られて、翌年まで芸能活動を休止していました。

では、2007年に何があったのか?
それは、御存知の通りの「エリカ様」事件です。
沢尻氏が、自分の主演映画である「クローズドノート」の舞台挨拶に立った時、その受け答えが非常に不機嫌だったので、「なに様!」「いい気になっている。」と散々に叩かれたのです。
「俺様」ならぬ「エリカ様」とまで言われ、しばらく沢尻エリカと言う名前より、エリカ様で通っていたくらいです。

しかし、私たち一般人なら、時に機嫌の悪いことはあるし、それを表に出しても余程のことがなければ、その場限りで許されるものです。
そこが、有名税というか、芸能界という世界の厳しさでしょうね。
なにせ、芸能人は注目を集めてナンボ、一生懸命世間中から注視されれば成功です。しかし、そこで一つやり損なうと、一般人の何百倍、何千倍のバッシングを受けます。
その様は、まさにピラニアの群れに生肉を投げ込んだようです。

《しょうがないじゃん、始めちゃったんだから》

でも、中には無茶苦茶やっていて、許されている人がいるのも事実です。
女癖、ドラッグ、暴力沙汰、暴言などなど。しかし、それは、敢えてそのイメージで自分のキャラを作っているから、世間が許容しているとも言えます。
毒舌、暴言で人気があるタレントさんが、舞台挨拶で不機嫌な対応をしても、たたかれるどころか、むしろ「さすがあ」と感心されるのがオチでしょう。

沢尻氏と、そんな毒舌タレント氏の違いは何か。それは、終始一貫しているか、いないかの違いです。
沢尻氏の場合、自身の主演映画の舞台挨拶なら、どんなに可愛く、好感の持てるキャラで登場してくるかと思いきや、真逆の不機嫌キャラで登場したものだから、すっかり聴衆が混乱し、また、マスコミがそれをネタにしてあおったのです。

つまり、一度定着させたイメージの真逆をする時は、勇気がいるのです。
私たちでも、最初物分りの良い、柔和なイメージを売り込むと、例えば納得のいかないことがあって感情を表に出した時に、周りに大きく引かれてしまいます。
「あんな人とは思わなかった。」
「結構、怒りっぽいよね。」
とか。
そんな!あいつなんて、もっとキツイこと言うじゃないか!なんで、僕ばかり?

しかし、一旦自分で良い人を始めてしまった以上、最後まで良い人を貫かなくてはならないのです。そうでなければ、地が出た時に大きく評価を下げてしまいます。

《嘘もいつかは地となる》

ですから、腹が立つことがあっても、そこは腹に力を込めてグッと我慢。良い人を貫く努力が必要です。

よくお客様と疎遠になる原因として、最初は気に入られたいから、なんでもハイハイと言うことを聞いていると、当然お客様の要求はエスカレートします。やがて、とても耐え切れなくなって、「すみません。致しかねます。」と言わねばなりません。すると、担当者に悪気がなくても、お客様に裏切られた感が残って、なんとなくわだかまりができます。そこから、だんだん疎遠になっていくのです。

でも、その担当者は、他の担当者以上にお客様には尽くしているのです。
だから、何故お客様からそのような思われねばならないか、全く納得がいきません。
こんな理不尽に巻き込まれないためにも、小さな「すみません。できません。」で適切に伏線を張って、お客様に免疫をつけて貰うことが必要です。

ただ、東京ディズニーランドのように、お客様に絶対ノーと言わないのも有りですし、敢えて終始良い人を貫くのも有りです。
そうすれば、他に対する差別化になります。また上手くそれが身につけば、自分の地になって、もっと楽に生きられるかも知れません。