今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

小さなフリで大きな変化

(写真:親子エレファン)

《なりたい自分はありますか?》

「なりたい自分はありますか?」

そんな問いかけに対して、「いいえ、今の自分で十分満足です」と答えられる人はとても幸せな人です。
あるいは人生経験を重ねて、自分の型が見えてくると、ありのままの自分で楽に生きることができます。
しかし、まだ若くて、人生に選択肢や可能性が多い人は、なりたい自分と今の自分のギャップに苦しむでしょう。

「もっと、自己主張できたら。」
「もっと、勇気を持てたら。」
「もっと、垣根なく人と接することができたら。」
「もっと、いつも冷静に振る舞えたら。」
「もっと、人から信頼されるようになりたい。」

「なあんだ、そんなこと。」
ひょっとしたら、他人から見れば他愛のないことかも知れません。しかし、本人にはとても深刻で、その壁を破るのに苦労しているのです。

そのために、セミナーやセラピーに通ったり、お金をかける人もいます。よく大企業家でも、占い師にはまることがありますが、未来を予測して貰って経営に役立てるというより、彼らの言葉で理想と現実のギャップを埋めて貰って安心したいのが本当でしょうね。

《小さなフリで大きな変化》

大企業家の場合は、背負っているものが大きいので、そう簡単に悩みの解消はできないでしょうが、そうでもない私たちの場合は、占い師や、セラピーに頼らなくても、なりたい自分に近づく方法があります。

あるアメリカの行動心理学者によれば、なりたい自分になる方法は、「なりたい自分の『フリ』をする」ことだそうです。

例えば、どうもプレゼンテーションに自信がない、人前が苦手と言う人の場合、「優秀なプレゼンターのフリをする」と良いのだとか。
誤解を招きそうなので、付け加えますが、これは、実力もないのに自分を優秀なプレゼンターのように売り込め、ということではありません。
人に対してウソの自分を演出するのではなく、自分の中で意識的に優秀なプレゼンターのように振舞うということです。

「そんなことをしたら、イタイ人になっちゃうよ!」
確かに、やり方を間違えると、そうなる危険性はありますね。実際、ビジネス書に触発された後など、かなり私たちはイタイ人になりますから。傍目から、「実力もないのに、格好ばかりつけている」と取られたら残念です。

でも、イタイ人と少し違うのは、彼らは、実力が及ばないのに、頭の中では自分ができると勘違いしているの点です。
対して、振る舞いを変えるのは、決して軽率な思い込みではなく、自分がなりたい理想の人の型を真似るのです。
優秀なプレゼンターのように、聴衆に向けて胸を開いて立ってみる。あるいは、意識的に身振り手振りを加えてみる。あえて、ボケて聴衆の笑いを誘い、プレゼンの滑りを良くする。

すると、胸を開いたことで気持ちが大きくなり、自信を持って話すことができる。身振り手振りを加えることにより、聴衆の関心に引くことができ、話しやすい雰囲気になる。
その意味を理解していなくても、形から入ることにより、心にも良い影響がでるというのです。

実際、優秀な学生の身振りを真似することで、成績が向上したと言う実験結果もあるそうです。

《言葉が変われば》

形が、心に影響を与え、それが自分の運命まで変えてしまう、そんな言葉があります。

『言葉が変われば、心が変わる。
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われは、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。』
(ウィリアム・ジェームス アメリカの心理学者)

普段喋っている言葉が、性格に影響を与え、その後の人生にまで影響を与えます。
まるで、オードリーヘップバーン主演の「マイフェアレディ」のようですが、私も以前「オレ、ボク、と言わずに、『私』と言うように心がけなさい」と教えられました。
それは、『私』の後には、乱暴な言葉は続けづらいからです。

例えば、「オレの言うことが聞けないのか!」という言い方も、『私』で始めてしまうと、「私の言うことが理解してもらえませんか?」と少し和らげた言い方にしないと違和感ありますもんね。
そうして、紳士的な言い方を心がけていると、だんだん乱暴な考え方に違和感が生まれ、そして乱暴な行いを慎むようになります。それにつれ、周りの評価も変わるので、周りへの気遣いが習慣になります。そうすれば、きっと皆んな貴方に近寄ってくるでしょう。

最初は小さなフリからでも、その継続が心に変化を与え、運命にまで影響を及ぼします。
実際、何気ない毎日の姿勢を研究して、そこから人生に良い影響を与えようとしている人もいます。
私も、是非覚えておいて試したいことです。