今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

立場とマインド


(写真:豊橋駅

「立場が人を作る」と言われます。

「もっとシッカリしてから立場を与えよう」と考えていると、いつまで経ってもシッカリとはできないものです。ならば、いっそ思い切って任せてみると、立場に応じた物の考え方や行動をするようになります。

自分が1社員の時は、上の人の言うことだけを聞いていれば事足ります。例えば、そこから3人をまとめる立場になったらどうでしょうか。
そこで、相変わらず自分の事だけをしていると、あとの3人が「ちゃんと仕事の指示をしてくださいよ」と文句を言います。さらに上の人から、チームで仕事をするように叱られます。

仕方なく、不慣れながら一生懸命考えて3人に仕事を割り振ります。しかし段取りや仕込みがないと3人は動くことができないので、自分の仕事をほっておいてでも、まずメンバーの仕事の準備をします。
準備が一段落してから、やっと自分の仕事にかかることができるので、毎日遅くまで残業をする日が続きます。中には、皆んなが退社してからが自分の仕事の時間と言う人もいます。その時は、至福の時間と言う顔をしていますね。

しかし、頑張りにも限界が来て、さすがにここでワーキングシェアを考えるようなになります。つまり自分のしている仕事を3人に割り振って、自分は段取りや仕込みに集中できるようにしたり、あるいは、一番育った人に仕込みを任せて、後の2人の指導役にします。
そして、これが功を奏し結果が出て、上の人の目に止まると、さらに自分が見ていたものと同規模のチームを3つ任されます。

そうしたらまず、自分が成功したのと同じやり方ができるように各チームのリーダーを指導をします。
この段階では、もう3人のリーダーの下の9人のメンバーを直接見ることはありません。常に目配りをするのは、3人のリーダーだけです。しかし、3つのチームを動かしてさえいれば良いかと言えばそうでなく、もっと経営的なテーマが与えられます。
つまり目の前の仕事をこなすだけでなく、どうしたらもっと売り上げが上がるか、もっとコスト削減ができるかという課題が与えられるのです。

やはり、これも不慣れな仕事なので、自分なりに散々試行錯誤を繰り返します。しかし、自分一人の能力に限界を感じ、自分の下のチームリーダーも巻き込んで、協力を求めたり、意見を聞くようになります。つまり、仕事の主体をリーダー達に委譲して、自分はあくまでもまとめ役に徹することにより、最高のパフォーマンスを引き出そうとするのです。
やがて、その活躍も上の人の目に止まるようになり、今度は部署を代表する立場へと昇格します。

そうすると、どんな世界が開けているでしょうか。
当然、同じように立場に応じた役割と、役割に応じたマインドが求められます。
その時も、不慣れなので迷ったり、失敗したり、自分の不心得を指摘されて反省をするでしょう。
「この立場にありながら、このようなことすら分かっていない自分はダメだなあ〜、◯◯職失格だなあ。」
しかし、ほとんどの人が通る道ではないでしょうか。最初から自分の身の丈にあった立場はないので、失敗して落ち込んだり、自己嫌悪に陥りながらも、一生懸命に試行錯誤して、立場という大きな容器に自分を合わせていくのが成長なのだと思います。

私も、自分の至らなさにガッカリすること頻りですが、それも容器に自分を合わせている過程と思って、不器用な試行錯誤を繰り返しています。そして、1日でも早く本分を果たせるようになりたいと願っています。