今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

セレンディピティ


(写真:闇に浮かび上がる白壁)

セレンディピティとは、何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける才能を言います。

例えば、素材メーカーを例に取ると、一生懸命強い素材を開発しようと実験していたら、逆に、少し力を加えたら粉々になる素材ができてしまった。これはとんでもない失敗作だと思っていたら、用済みになった時に簡単に取り壊せる建材に応用できることが分かった。そして、これが会社の主力製品になった、とか。

あるいは、なめらかな食感を求めてお菓子を開発していたら、逆になかなか口に入れても溶けない食品ができてしまった。しかし、これがダイエットをしている人たちに「お腹がすいた時に舐めると丁度良い」と人気が出るとか。

また、私たちのようなIT企業でも、インターネットの知識を蓄積した結果、ネットショップでの物販に進出できたりとか。

まるで一発逆転の成功物語みたいですが、このようなチャンスは意外に身の回りに転がっているかも知れません。ただ、そこまでたどり着かないのには、二つの原因があると思われます。
その一つは、そこまで真剣に探していない為。もし真剣に求めれば、それだけ試行の回数が多くなり、セレンディピティへとつながるチャンスは多くなるでしょう。
二つ目には、全く別の価値が生まれていても、それに気がつかない為。失敗を失敗として流しては、その失敗が別の価値を生んでも気づかないでしょう。

つまるところ、まず目標をしっかり定め、そこに向かってたゆまず試行を繰り返し、そして失敗の原因を分析し学びにつなげる。だからこそ、新たな価値が生まれた時に気づきがあります。
セレンディピティとは、そんな人にこそ与えられる恩恵であるようです。
よく世間では才能に溢れているとか、運が良いとかで片付けられますが、結局本物のセレンディピティとは、たゆまぬ努力の結果生まれるものではないでしょうか。