今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

感情の出口


(写真:バルーンファミリー)

大型連休中は、子どもと触れ合う時間を多く持とうと心がけました。
うちの子どもはまだ小学二年なので、適当に合わせていればいいくらいの軽い気持ちで相手を始めましたが、やがて勝手が違うことに驚きます。

我が子ながら、とにかくきかん気が強く、少し気に入らないことがあるとすぐにむくれ、しかも、そのむくれ方が尋常でなく、大人の女性のように感情を爆発させるのです。
ちなみに、うちの子は女子です。
まさか、小学生二年の子どもに「女は怖い」を思い知らされるとは思いませんでした。

なぜ、そんなに怒るのか聞いてみたら、「ちゃんと自分の話を聞いてくれない」「ちゃんと私の相手をしてくれない」と見抜かれています。
怖い年頃になったものです。

しかし、家内に聞いてみたら、それが普通だとか。
そうか、テレビで見かける愛らしい小学生や、他所の子のよそ行きの顔を見て勝手にイメージを作って安心していてはダメなのだ、と恥ずかしくなりました。
多少乱暴な口をきいても、キチンと感情を出せているのは良い子だそうです。
特に我が家は、人の前で自分の意見を殺して我慢する家系なので、子どもも相当友だちの前で感情を押し殺していると思われます。その感情は当然勝手にはなくなりはしないので、家で爆発させるしかありません。それを無理矢理出口を塞いだら破裂していまうでしょう。
だから、キチンと親の前で感情を出せる子は安心していて良いのだとか。

この歳になって、しかも子どもから、きちんと人との向き合い方を教わっているとは情けないことです。
親は、ついつい子どもに自分の都合を押し付け、しかも自覚なしにそれをしています。また、それを子どもは見抜いてしまいます。
本当に子育ては気が抜けないと教わりました。