モバイルとクラウドは同時にやってくる
(写真:3月 名古屋市中区 怪鳥出現?)
皆さん、名刺管理はどうされていますか?
いろいろなところを訪問する中で、何箱も積みあがった収集した名刺の山。
仕分けて整理するのも手間がかかるし、そんな場所もない。頑張って整理しても、今後活用する機会はどれほどあるでしょうか?
しかし、思い切ってシュレッダーにかけるのも、せっかくいただいたご縁なので申し訳ない。むしろ、つながりのなかったところに、つながりを作っていくのがこれからのビジネスのあり方なので、名刺のような貴重なリストを捨てるのはもったいない。
いきおい、山と積んで放置することになります。
それで、この間いろいろな名刺管理の方法を考えました。
名刺は紙なので整理が大変、ならば、デジタル化してはどうか?
そこで、20枚まとめてスキャナで読み込んでデータとして保存することを思いつきました。
しかし、この方法では本当に名刺を使わねばならない時に探すことがたいへんです。
取り込んだ後、画像のファイル名を「名刺の会社-担当者」に変更すれば手間もかからないし、探すのも簡単、と一人悦に入っておりました。
ところが、最近もっと簡単な方法を見つけました。
スマホアプリの「Eight」というサービスです。
「Eight」をスマホから起動して、名刺をバンバン撮影するだけ。
すると「Eight」のサーバーが写真を預かり、名刺の印刷情報をもとに、会社名や担当者名、メールアドレス、会社住所、電話番号までカード形式にデータに変換してくれます。
識字変換の技術を使っていることは想像できますが、それで変換できない場合は人手で修正してくれます。しかも、無料!
どうやって収益を出しているか不思議になりますが、簡易版を無料で使わせて高機能版を有償で提供しているそうです。
しかし、サービスのインパクトが強いため急成長して、現在50万ユーザーが使用しています。
ただ、画像データを預かっているので大容量サーバーの維持はたいへんだろうなと想像できます。そのため急に件数制限されたり、有償化したりする可能性があります。使う側にもそれなりのリスクがともなう製品のようです。
さて、問題は自分がこのサービスにたどり着いた経緯です。
自分は最初パソコンで管理できるフリーソフトを使用するつもりでした。
ただ、自然の流れで、スマホのアプリ検索で「名刺管理」と入力していました。
そこで出会ったのがこのサービスです。
何かをする場合、まずはモバイルでできないか?と考えます。いわゆる「モバイル・ファースト」です。
しかも、この意識は私だけでなく皆さんにも急速に浸透しているようです。
まずは、モバイルで。しかし、モバイル端末で使用するアプリは、プログラムもデータも自前で管理するより、ネットにつないで利用するクラウド型が一般的です。
「モバイルとクラウドは同時にやってくる。」
サービスの提供側も意識変革を求められています。