今日学んだこと

生きることは学ぶこと。オレの雑食日記帳。

後から来たのに追い越され

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(写真:鳥たちのTAMARIBA)

水戸黄門のオープニング「あゝ人生に涙あり」2番の歌詞。

♬人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに追い越され
泣くのがいやならさあ歩け♬

しかし、私にすれば、後から来た人が先に行くのは、ある意味当然です。

例えば、雪の中をかき分けて歩くことを想像してみましょう。
先頭を行く人は、歩くたびに長靴が雪に埋もれて、一歩一歩苦労して進みます。それに比べて、二番手を行く人は、前の人の足跡を辿るので、ずっと少ない力で進むことができます。
最終的に、どちらが遠くまで行けるかと言えば、言わずと知れた二番手の人です。

仕事でも同じで、先輩は苦労して道を開きます。例えば、新しい市場を開拓する場合、全くツテもノウハウもない中で始めなくてはなりません。
人に言えない苦労も多いでしょう。努力も全て空回りするかもしれません。しかし、そのうち見えてきたわずかな光明を手繰り寄せて、手繰り寄せて最後結果に繋げるのです。

後輩は、先輩と同じ苦労をせずに進むことができます。販路も確立されて、協力者もいます。どうしたら失敗するか、成功するかのノウハウも蓄積されているので、先輩より余程効率良く進めます。また体力が温存されているので、遠くまで行けるのです。
つまり、後輩は先輩を追い抜いて当たり前。先輩と同程度の成果では、怠慢を責められても仕方ありません。

そう考えた時、やはり先輩は偉かったと思いますし、またさらに大きな成果を上げて恩返しをしなければならないとも思います。
また、後続の人たちは、すぐ私を追い抜いていくでしょう。その時も、どうぞと、快く道を譲りたいと思います。