今日学んだこと

分かっていることは書かない。分かっていないから書いて学ぶ。だから「今日学んだこと」なのです。

アベノミクスってなんだっけ

(写真:あおぞら)
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東日本大震災の対応を間違え無為無策と叩かれていた民主党が、国政を自民党に明け渡し、安倍内閣が誕生しました。
民主党へのアンチテーゼだったからでしょうか、安倍内閣は高い支持を集めました。
そして、安倍総理とエコノミクスの合成語である「アベノミクス」という言葉も飛びだしました。同時に「3本の矢」「成長戦略」と言う言葉もしきりと聞かれ、一時ではありますが、日本全体が好況感に沸きたちました。

しかし、昨年4月の消費税増税を機に家庭は負担増に喘ぎ、また円高の是正が行き過ぎて円安となり、この二つが相まって内需に影を落としています。
今となっては、「アベノミクスってなんだっけ」の感があります。
「踊らされて消費税を上げられて、また、やたら戦争をしたがってるいるし」・・・と、いわば蜜月期間が過ぎた後の政党叩きの論調が目立ちます。

では、何故、前回の選挙で自民党を信任したのか?
投票を棄権した約半数の人は、「自分は信任していない」と無言の抵抗をしたつもりでしょうが、結果は「無言の信任」となっています。
また投票した人も、「消去法で仕方なく」と言う面は否定できません。

そもそも「アベノミクス」は、何をしたのか?そして、何を目指したのか?
それを簡単に言えば、以下の3点です。

1.公共事業による経済の下支え
2.日銀による国債の大量購入→市場にお金を流す
3.新規事業の推進

3.の新規事業の推進は少し趣きが異なりますが、言わば20世紀型バラマキ政策であり、従来の自民党のお家芸の再現ではないでしょうか。
つまり、国の借金が膨らんで少し自粛モードだったところ、家の主人がどこからか借金をしてきて、「いいから気にせずに使え」なんて言うものだから、少し気が大きくなって好景気に湧いていたのが本当のところ。少し気前のいい時期が過ぎて、また締め付けが始まり、苦しくなった国民がブーブー言っているだけのこと。

でも、私は今回のことで、3つのことが分かりました。

1.未だに私たちは大本営発表に弱いと言うこと

実態はどうあれ、「アベノミクス」のキーワードで心理的に上向いて、経済が活性化していたのだと思います。

2.20世紀型経済対策は今通用しないと言うこと

金融緩和、財政出動で、内需のケツをどれだけ叩いても、低成長に慣れた私たちや、企業は貯金や内部留保に走るばかりで、それだけで経済が上向くことはありません。

3.アメリカ流経済対策に魅力を感じていると言うこと

とかく、右傾化と言われる安倍内閣ですが、アメリカを見ているとそうなるのも無理はないと思います。
それは、経済の活性化の最大のカンフル剤は戦争だからです。
大義の名の下に大量の物資が投入され、高額な兵器がどんどん売れます。それに、いくら国費を投入しても誰も文句を言いません。
つまり、近代の戦争は大義や正義のためより、経済的目的で行われる方が多いのです。あの15年置きに戦争をしている国を考えれば妙に腑に落ちます。
借金はもはや返済のレベルでなく、国債の格付けがどんどん下がっている現状の打開策はもはや「戦争である」と考える人がいてもおかしくない気がします。

以上、私なりの稚拙な「アベノミクス」の分析です。
ご批判をいただければ幸いです。