(写真:宵のテレビ塔 その3) 火の女王 「それでは、まずわしの言う通りするのじゃぞ。」「はい。」歌陽子は一抹の不安を感じたが、先代を信じて素直に従った。「まずの、靴を脱ぐんじゃ。そうストッキングもじゃ。」「おじいさま、ちょっと、それは・・・…
(写真:宵のテレビ塔 その2) 歌陽子とルビー 「歌陽子、お前にはもう一つ渡したいものがあるんじゃよ。」そう言って、東大寺家先代老人は小箱を取り出して、歌陽子に手渡した。「おじいさま、これは?」「わしも老い先短い身じゃ。何か形に残るもんが良い…
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